解決済み
保健師・社会福祉指示士・精神保健福祉士になる為には、どのくらいの学力や学歴が必要なのでしょうか?出来れば詳しい数値のデータがあれば、有難いのですが。お願いします。
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現在保健師として働いている者です。 まず、質問者さまが書いている「社会福祉指示士」という資格は聞いたことがありません。 私の知識不足かもしれませんが、似ている言葉で考えてみました。 まず、社会福祉主事という職があります。 これは、市町村などの自治体で任命する職で、生活保護や母子に関する法律の事務を行う仕事とされています。 もう一つ思いついた資格は「社会福祉士」という資格です。 比較されている資格から判断するに、この資格の事を行っていると思います。 保健師・社会福祉士・精神保健福祉士の比較として回答していきますね。 まず、保健師ですが、現在の所、4年制の看護系大学を卒業するときに国家試験を受ける資格が与えられます。 大学の他には、看護師免許を持っている者が1年制の専攻科(短大や専門学校に併設されている)で必要な単位を修めて、国家試験の受験資格を取得するものです。 看護系大学について「現在の所」と書いたのには理由があります。 今、保健師の教育について改訂の動きが出ています。平成24年度から大学4年時に選択制で保健師の単位を修めるという流れになってきています。選択制と言っても成績が優秀な方からの選抜です。(現在の助産師と同じです) 看護系大学の倍率は年々増加傾向ですし、1年制の学校も大学におされて減少傾向なので狭き門だと考えていいのではないでしょうか。 ちなみの保健師の国家試験の合格率は、平成22年度は約89%です。ここ数年は高い数値を出していますがひどい時は75%を切ります。 さらに、保健師資格を取るためには看護師の免許が必要です。 看護系大学で看護師と保健師のダブル受験をする人は、看護師免許ととるものとみなされて試験を受けます。 次に、社会福祉士ですが、いくつかパターンがあります。 ①福祉系4年制大学で、指定科目を履修→国家試験 ②福祉系短大(3年・2年)で指定科目を履修→相談援助実務(短大時代と合わせて4年になる期間)→国家試験 ③福祉系大学で基本科目だけ履修→短期養成施設→国家試験 ④社会福祉主事養成機関→相談援助実務→短期養成施設→国家試験 ⑤実務(児童福祉司など)4年→短期養成施設→国家試験 ⑥一般大学卒→一般養成施設→国家試験 ⑦相談援助実務4年→一般養成施設→国家試験 ずらずらと書きましたが、ほかにも細々としたパターンがあります。大筋のものだけ書きました。 通信制の大学もありますので、働きながら課題とスクーリング、実習をしながら単位を取得して国家試験に臨むこともできます。 ちなみに国家試験の合格率ですが、平成22年は27.5%です。 最後に、精神保健福祉士になるには、社会福祉士と同じようにパターンがあります。 ①保健福祉系大学(4年)で指定科目を履修→国家試験 ②保健福祉系短大(3年、2年)で指定科目を履修→相談援助実務→国家試験 ③福祉系大学(4年)で基礎科目履修→短期養成施設→国家試験 ④福祉系短期大学(3年、2年)で基礎科目履修→相談援助実務→短期養成施設→国家試験 ⑤社会福祉士→短期養成施設→国家試験 ⑥一般大学(4年)→一般養成施設→国家試験 ⑦相談援助執務4年→一般養成施設→国家試験 だいたいが、社会福祉士ににたパターンになっています。ただ、精神保健について学ぶ必要があります。 平成22年の国家試験の合格率は58.3%です。 長々と書きましたが、いずれも難しい資格ではあります。それぞれ、役割が違う仕事ですので、信念をもって取り組まれることをオススメします。 まず学校に合格するのが先決ですが、年々どこも倍率は上がってきているようです。 福祉系大学で注意すべきところは指定科目を履修できるかという所です。ご注意ください。 長文失礼しました。
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