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精神科医とい職業につくのって他の医者同様難しいことなんですか? 失礼ですが心理学的職業なので他の体を見る医者よりも…

精神科医とい職業につくのって他の医者同様難しいことなんですか? 失礼ですが心理学的職業なので他の体を見る医者よりも試験等が簡単だと思いました。

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知恵袋ユーザーさん

回答(3件)

  • ベストアンサー

    難しくはないですが、ある種の才能というか適性は必要だと思います。相手の話を聞き共感する能力や,専門知識,また社会常識も必要です。 医師国家試験に受かって2年間の研修が義務付けられるので,そのうち1年以上を精神科で過ごせば誰だって精神科医になれます。どの診療科に入局するのかは医師国家試験に受かった後ですので試験は全く同じものです。 精神科医は副作用管理を含めた内科的処置は必要ですし、人間の精神を扱うものですから哲学や心理学,人類学,言語学とも関係が深く生物学,神経生理学,神経解剖学,生化学や遺伝子生物学とも深くリンクしています。精神科医は一般医学の方がよっぽど大切です。体の病気とかはっきりしたものを診るより、きちんとした診断基準やお薬の評価尺度がなく主観的な精神を診るほうが経験と技量が要求されます。 精神科医といえども,間違いなく医学部を卒業しています。今の日本では学部を卒業するまでは全部の診療科の勉強をします。国家試験もほぼ全ての科の問題が出ます(精神科はマイナーですので、出てもちょっとです。)。ですから精神科医でも,内科どころか産婦人科も皮膚科も眼科についても「知識」はあります...あるはずです。 また勤めた先の病院の事情によっては,精神科医というより内科医(ほとんどの精神科医は内科もしくは外科の研修も受けています。)として仕事をすることを求められるようなことも,あります。また,他の診療科から精神科に移ってくる先生方もよくいます。彼らは当然,元々の診療科についてはバッチリです。ですから,精神科医といえども他の科の仕事をできる先生は少なくありません。たまに外科手術もできる先生もいます。 とは言え,ずっと精神科を続けていると自分の専門以外は少しずつ腕が落ちます。知識も消えていきます。ですから,精神科の腕が良くてさらに内科も本職の先生並に腕がいいという先生は,まああんまりいないでしょう。 仕事は身体的な労働条件が比較的マシなこともあるかもしれません。まあその分シンが疲れます。 精神分析家のことをトイレやゴミ箱に例える話は有名です。患者さんが自分のイヤな想いや感じたくない感情をどんどん分析家の中に投げ込んでいくわけですね。「しばしば分析家や分析セッションは患者の夢の中ではトイレとして表現される」という記載もあります。私は専門的な精神分析家ではありませんが,ちゃんとした精神分析治療でなくても,精神科の診察の中には常にこういう要素があると思います。 全ての患者さんとの間に濃いやりとりが起こるわけではありません。でも一日の外来診療が終わると,患者さんが置いていった色んな感情が重なり合ってしまって,ぐったりすることは珍しくありません。ウツの患者さんが多かった日は自分もウツになりやすいかもしれません。 人の生命を扱っているのは他の科と同じですし,責任もリスクも同じ,連続当直もあるし,訴訟もある,社会保障は無いに等しく,老後の年金なんてまず期待できない。しかも他の科の半分,とまでは言いませんが収入が低い(人によっても違いますが正直なところ他の科の2/3から3/4ぐらい)です。 他の回答者様が触れられていますが、指定医の資格を取るには 1.精神科の臨床経験5年*以上(勤務した病院の在職証明等を提出します) 2.指定医講習会を受けること(年に数回大都市であります) 3.自分の経験した患者さんのレポートを提出する(分裂病圏3例,躁うつ病圏1例,思春期精神障害1例,老人性精神障害1例,中毒性精神障害1例,器質性精神障害1例以上の医療保護入院/措置入院のケースレポート*を提出する)*簡略化していますが。 このレポートの審査は結構厳しくて,申請者のうち3~4割は不合格になるようです。ただその中で求められているのは,臨床的な知識や技術というより法的な知識であり,純粋にその先生の臨床的な腕を反映するものではありません。 指定医にできるのは ・入・退院 (強制的に入院させたり,退院させなかったり) ・隔離・拘束 (興奮が強い患者さんを保護する目的で) ・強制入院を前提とした精神鑑定 指定医のこういう業務は常に書類の提出が義務付けられていて,精神医療審査会というところで厳密にチェックされていますし,それ以外にも定期的に監査があります。ちょっとでも書類にあいまいなことを書いていると怒られますし,カルテ記載にも細かいチェックが入ります。 精神科は収入が低い上、楽という事はありません。他の診療科から精神科へ入局してこられる先生はいますが、よっぽど精神科が居心地がいいのか逆はありません。(実はツブシがきかないという説があります。)

    なるほど:1

  • 精神科医はオペもしないし、精神患者の診察や薬の処方などだけのイメージがあると思いますが 精神科の患者の中には心の病気以外にも、内科的、外科的疾患を持った患者もいます。 病棟での対応で「認知症の女性が吐血したのできてください」だとか、「てんかん発作を起こした患者さんが倒れた時に頭を打ったので来てください」などと、他にも内科的・外科的なことも起こりうるのでその分では精神科以外の「医師」として対応していかなければならないのでそれなりに大変だと思います。 また、精神保健特定医師とか、精神科専門医的なものとかになれば、精神患者の隔離及び施錠などの指示もできるので、精神科の医師のみを究めれば地域の精神福祉を向上することも可能です。 >心理学的職業なので他の体を見る医者よりも試験等が簡単だと思いました そうですね。簡単だとおもいますが、先ほども書いたように、臨床上では場合によっては気管挿管をする必要もありえます。また、抗精神薬は副作用が強いうえに、長期的な服用が必要です。なので患者によってはその副作用で内科的な症状をおこしたり、そのまま内科送りになる患者もいます。

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  • 精神科医も含めて、いわゆる歯科医以外の医師になるには、医学部に入って医師国家試験に通る必要があります。医師国家試験は、内科、外科、産婦人科、小児科などのいわゆるメジャーと、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、精神科、放射線科などのマイナー全般が試験範囲です。医師国家試験に受かったあとに、どの診療科の医師になるかを選択するため、精神科医になるだけを考えれば、他の科の医師になるのと全く変わらないです。 ちなみに、精神科医は心理面を主にみますが、精神学的疾患は、身体的疾患と大きくかかわっている病気なので、心理面だけしか診ないという印象は間違いですね。 心の病気というのは、たとえば内科みたいに心臓や消化器やいろんな臓器に現れるのではなく、それがたまたまいわゆる心理的な面に異常が現れたというだけで、そんなに精神科医と、内科医とは大きく変わらないと思いますよ。それに外科医が手術したときなどの術後にも精神症状が現れることもあって、ひどい場合は精神科医にも合わせて診療してもらう必要とかもありますし。 どの診療科の医師もそれぞれの専門性があって、それぞれが相互に関連していて、いろんな診療科の医師と協力して診療するものです。どの診療科が、難しいとか簡単とか、格が高いとか格が低いとかも、ないと思います。

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