クレーン特別教育について。

Question

クレーン特別教育について。今度、クレーンの特別教育？と言うのを受講するのですが周りの人の意見が違い過ぎて困っています。学科又は実技に於いて試験はあるのでしょうか？あると言う人と無いと言う人がいるので混乱してますw
無いと言う人は学科は聞くだけの講習で終了。実技は操作はしないといけないが試験と言う程ではないといっていました。
心の準備をしたいのでお詳しい方お願い致します。

Answer 1

「クレーン特別教育」と言うものは吊上げ荷重5トン未満のクレーン（吊荷と共に運転者が徒歩で移動する形式）の運転業務に従事する労働者に対してクレーン災害防止と運転操作に必要な知識と技能を付与するために行う教育です。

特別教育のカリキュラムや修了試験については、上位資格である技能講習や運転免許教習ほど厳密に定められてなく、特別教育実施者の裁量によります。

試験の意味は、特別教育授業で講義した要所を理解していなければ「必要な知識と技能を付与」したことにはならず、「特別教育」を実施した意味が全く無いので、机上授業の最後に簡単なペーパーテストを、実技授業の最後に操縦テストを行い、理解度が不足している受講者には補習を行なって理解を深めて教育効果の浅い者を放置しないようにするのが目的です。

「落としたり」「選別」するための試験ではありません。
「理解されていない項目」を見極めて、より優しく丁寧に教えるための確認です。

事業所内で自社社員が講師となって特別教育を行う場合は「日常の業務中に実技を見習い指導する」として、実技の授業や試験を行わない事業者もあります。

どちらにしても、特別教育の内容は然程難しいものではなく小型クレーンを運転するのに最低限必要な事項ですので、真面目に聞いていれば理解出来ると思いますし試験を恐れることは無いと思います。

積極的に興味を持って、1日でも早く正しい知識と技能を身につけた人ほど、仕事覚えも早く給料も高くなります。
疑問点や興味の有る点は、どしどし質問して「「特別教育」の場を有意義に利用しましょう。

（クレーン、移動式クレーン、玉掛の指導員をしている者です）