子供の来春の大学受験とその先の進路についての質問です。 国立の薬学部卒業の先に、薬剤師になるコースとそうでないコース（…

Question

子供の来春の大学受験とその先の進路についての質問です。
国立の薬学部卒業の先に、薬剤師になるコースとそうでないコース（総薬？と子供は言ってますが）薬剤師を目指す6年制課程と、研究職をはじめ様々な薬学関連分野、たとえば食品会社とか
あるようですが
子供は薬剤師になるコースで無いコースが希望です。
私は薬剤師のほうがイメージしやすく将来の就職もよさそうですが、
子供の希望するコースの就職状況は
どのような会社で、業界はどのような状況なのか？
私どもは九州の人間なので九州内に職場はあるのか？
最後に、九州内で仕事探すとしたらやはり九州の大学が、国立私立問わず、有利なのでしょうか？

いろいろと大学資料などで勉強中ですが、具体的に、知っておられる方どんな情報でもかまいません
回答の程宜しくお願いします

Answer 1

某旧帝大薬学部出身の２０代後半の者です。薬剤師経験の後に現在は医学部で医師を目指しております。今回の相談内容は我々の頃は研究志向でも免許が取れましたので、悩むことはなかった問題ですね；
お子様が免許取得をしないコースに進みたいとの事ですが、その場合は製薬メーカーでの就職（研究・臨床開発・MR）か化学メーカー、食品メーカーなどが主な就職先となるでしょう。これは理学部や農学部と同じような進路です。この場合はMRや臨床開発を除いて、修士課程か博士課程を出る必要があります。学士では研究職は相手にされません。
近年の不況により、やはり就職は困難になっています。研究で有名な教授のラボへ行くことが大手メーカーへの近道です。九州での就職ということですが、創薬研究をする場合は関東か大阪近郊がほとんどです。化学メーカーや食品メーカーならば、いくつかはあるかもしれませんが...
九州での就職であればやはり九州の国立大学が良いでしょう。創薬研究をやりたいのならば九州大学に入るべきです。他の九州にある国立大の薬学部を出るよりも九州大学の理学部、農学部（分野によっては工学部）を出た方がいい研究や有名な教授に出会える確率は高いように思います。これから６年後の世の中がどうなっているのかもわかりませんが、自己の研鑽をつめる場所へ行くことがこの不況では重要です。
ちなみに薬剤師コースへ行くと薬剤師になる以外は行政関係や製薬メーカーでの臨床開発、MRも可能です。
私自身医師への転身中であり、薬剤師よりも医師になりたいと途中で感じてしまう人もいるということだけお伝えしておきます。薬剤師も今後過剰になるのではないか？という不安要素はあります。ただ、どこでも働けるのは強みですね。

これらを参考にお子様と将来のことをもう一度話してみてください！
どうしても九州で就職したいということなら学部を選ばず九州大学がいいように思います。創薬研究したいのであれば九州での就職は無理だと思います。
参考になれば幸いです。

Answer 2

薬剤師免許コースでも創薬研究コースでも九大などの名だたる国立大でしたら大差ありません

薬剤師コースですとメリットとしては薬剤師の仕事ができる、薬剤師免許にくっついてくる資格の仕事ができるでしょう。また臨床研究分野には強みです。逆に薬学部6年制卒業（学士）→大学院4年コース（博士）と10年かかってしまう事と修士でやめとこうという事が出来ないことですかね。

創薬研究だと9年で博士になれますが学部を卒業しただけだと資格もないので普通の学部出身扱い、薬学という特殊さゆえまず仕事はないでしょう。院に行く必要が必ず出てきます。創薬コースだと学部卒（学士）→院前期課程（修士）→院後期（博士）となります。

Answer 3

薬学卒・研究者です。

某旧帝大出身で、大学に残って研究をしております。
就職に関してのことのようですが、仰る通り薬剤師の方が就職は楽です。

収入面について一般的なことを回答しますと、
４年コースは、実力があればかなりの出世コースが望めますが、なければこの上なく残念なコースになってしまいます。
逆に６年コースは、余程のことがない限り残念なコースになることはないですが、どんぐりの背比べになってしまいます。
もちろん、収入面にこだわらずに、大学病院などで自分の仕事に誇りを持って働き、とても博識な方もいます。

なお、４年コースでは企業に勤めることがほとんどになりますが、その場合、九州内などと限定して探す人はあまりいません。こちらのコースは基本的に外資系で、内資系でも日本全国に散ることがほとんどです。地元志向が強いのならば、薬剤師です。

＞九州内で仕事探すとしたらやはり九州の大学が、国立私立問わず、有利なのでしょうか？
正直、関係ないと思います。一部ではあるのかもしれませんが耳にしませんね。それほどの率でしょう。