解決済み
お時間ありましたら、どうぞ教えてください。コンテナ船海上運賃の基本計算方法、主に重量建て、容積建て、重量/容積建とありますが、採択法を教えて下さい。貨物の品目によってですか?それとも荷主(乙仲)と船社との契約によってですか?? もしとんちんかんな質問で失礼に当たりましたら、どうぞご勘弁くださいませ・・・。
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こんにちは、今回は先の回答者さんが完璧なる回答をされていますので、私の出る幕はないようです。(笑) 詳しいことは、下記も参照されてもいいと思います。 http://worldtrade.jp/blog/trade-knowledge/dimensionalweight/ 先の回答者さんのおっしゃる通り、運送契約は、荷主(shipper)と船会社との間で行います。その前提として、船積する貨物が 何なのかで重量がとられるか、容積がとられるかが決まります。 かさばる貨物か、重い貨物かの違いです。昔私は、雑貨を輸出入する貿易商社で働いていましたので、 ほぼ容積建てになっていました。今国際物流の大方は、雑貨で扱われる品目が多いので、容積建てを理解されればまずいいと思います。 乙仲料や運賃が決定するCargo ReceiptやB/Lには、船積品目と重量(Weight ton or Measurement ton) が記載されています。これに海上運賃は、FOBかC&F,CIFに応じてとCFSチャージや燃料サーチャージとかの各チャージが加えられます。 容積トンで押さえる用語に cft(キュービックフィート)と才があります。海外から送られるまたは海外へ送るOFFERたる見積書には、必ず売りたい商品の単価、値段だけでなく、梱包数と同時にその梱包箱の才数をcftで記載しなければなりません。これがありませんと売買の相手方は海上運賃の見積りができなくなってしまいます。これが実務上のポイントです。 海上運賃計算は、最低どちらも1トン未満は1トン扱いとして、最低運賃が発生します。これを業界用語でミニマムと言います。 コンテナがたつ、たたないの基準は、先の回答者さんの解説でもおわかりだと思います。コンテナのたたないLCL CARGOはCFS に入りCFSチャージが発生するのはお解かりだと思います。 先の回答者さんの補足みたいになりましたが、先の回答者さんは心強い現在の貿易に詳しい方と思いますので、回答リクエストされてください。
よくご存知ですね。1ウエイトTonと1メジャーTonのことですよね。 昔の船は嵩より重さに弱かったので、1メジャーTon(1M/Tと書いた1.132m3)トン=1ウエイトTonという風に考えました。 1M/T(メジャートン)とは、1.1326m3(立法メートル)のことです。 また、海上運賃はCommodity Rateと言いまして、品目別に運賃が決められていました。これは干草(牛の餌)の1tonとSONYのデジカメの1tonでは、重さは同じでも、価格が何百倍も違います。 干草1tonの価格は数千円?ですかね、これがSONYのデジカメ(1台を250gとしたら、1tonで4千台にもなります)となれば、一台1万円のFOB価格だったら、1tonで4千万円です。当然運賃が少々高くても、デジカメは運べますよね。これを運賃負担力と言います。 さて、それではコンテナになると荷主はどう考えるか…昔、私の友人のTさんというSONYの物流部長が、『40ftコンテナに20ton(重さ)の干草入れても、デジカメを入れても、コンテナを引っ張るトラクターの燃料費が変わることもなく、船に積む時のガントリークレーンの電気代が節約できる訳でもなく、船の油代も変わらない…ならば全部同じにしろっ!』と言っておりましたが、その通りですね。しかし、これだと干草を輸入する人は、たまりませんよね。 質問者様のQの答えですが、コンテナという箱に入れる場合は、重量か嵩かではなく、法律で決められた限度まで入るだけOKという事です。SONYのT部長の考える通り、干草でもデジカメでも東京→Los Angelesなら一緒だっ!ということになってしまったのです。今はコンテナ一本が$2000とか決まっています。 40ftコンテナは箱の重さが4tonぐらいです。箱と中身の合計が24tonまで日本の道路を走れます。20ftのコンテナは20.350tonです。 40ftは水を入れれば60m3は入りますが、普通の家電などは55m3が限度でしょうか。自動車の部品になると50m3ですね。 20ftの方は18m3ぐらいは入ります。重い商品は20ft、嵩ばるのは40ftと使い分けています。 運賃の契約は乙仲はやりません。それをやると昔は甲仲、乙仲、丙仲とあり、丙仲の仕事になりますが、今はこの業種は廃業しました。貿易のことを全く知らない素人は乙仲経由で運賃を知りますが、普通の貿易をする荷主は、直接船会社と運賃の契約を結びます。 世界一の物流量を持つのが、質問者様もご存知かと思いますが、ウォールマートというスーパーです。日産自動車の全世界の物流量の五倍ぐらいあります。ならばこの運賃が世界最安値(運賃契約はボリューム・ディスカウントの世界です)かと言えばそうでもありません。幾らなのかここでは企業秘密なので書けませんが、日本郵船などの契約から私は知りました。 更なるご質問は下記の研究会で私がお受けします。 写真は同じコンテナでも、ちゃんと入れずに空気を運んだという調査をしています。私の昔の仕事でした。 http://www.jlrs.gr.jp/ 私の自己紹介として、上記URL日本ロジスティクス研究会のホムペの表紙に"○○が熱く語る国際物流"というコラムがありますが、そのコラムの○○が私です。貿易と国際物流の面白いお話しが写真入でありますから、興味が御座いましたらご覧下さいませ。
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