國學院大学 神道学専攻科について。 神職に就きたいと思っている大学生(社家ではありません)なのですが、大学在籍中という…

Question

國學院大学 神道学専攻科について。
神職に就きたいと思っている大学生(社家ではありません)なのですが、大学在籍中ということで卒業後國學院大學の神道学専攻に入りたいと考えております。
そこで質問があります。1、國學院大学(神道専攻科)は大学を卒業していれば一般人でも入ることは出来ますか?(必要な条件があるのであればその取り方を教えて頂けると光栄です)
2、國學院大學(神道学専攻)を卒業すれば正階が渡され、後神社で2年の奉仕をすれば明階が授与されると聞いたことがあるのですが本当でしょうか。

以上2つの点がよく分からなかったので質問させていただきました。 長文になりましたが詳しい回答お待ちしています。

Answer 1

國學院大学のホームページによれば、「神道学専攻科」の受験資格は「大学卒業者または平成23年3月卒業見込みで、出身都道府県の神社庁長からの推薦書を提出できる方を募集します。」となっています。

推薦書を前提としていることから、このコースは実家の神社を継ぐ人を想定していると考えていいでしょう。

一般の方が神職を目指すルートとして、より現実的なのは、「学士入学・編入学」↓ではないでしょうか。
http://www.kokugakuin.ac.jp/shinto/shin05_00083.html

こうして4年間修学すると、正階が授与されます。また3年次で成績優秀者には、卒業時に明階を授与する特別プログラムもあります↓。
http://www.kokugakuin.ac.jp/qualification/kyoumu0700010.html

以上、ご参考になれば幸いです。

Answer 2

おっしゃるようにあくまでももらえるのは明階検定までで
２年の奉職をしなければ、明階はもらえません。
今は権生でも講習の後、奉職しないと資格はもらえません。
入学するのは、数年前までは直階の資格が必要でした。
今はちょっとわからないので、直接國學院に問い合わせて下さい。

問題の神社庁の推薦ですが、
各神社の宮司が申請して神社庁の推薦をもらいます。
だから、以前も言ったように、氏神様の宮司さんにお願いするのが
一番です。
どうしたら、お願いして推薦をもらえるかというと、
その神社にずっとご奉仕する事です。
毎朝、掃除をするとか青年団に入って神社のいろんな世話役をするとか
そういう実績があって始めて宮司が推薦してくれます。

一般の方には、國學院の神道文化に入る事によって
４年かけて明階検定を受けられる門戸を開いています。
社家の出がなぜ、講習とか、１年で資格が取れるかわかりますか？
元々、門前の小僧なので祝詞を聞いて育っています。
なにより大事なのは「神道の心」をすでに持っているからです。
だから、一ヶ月の講習で直階が取れるし、１年で明階検定が取れます。
心を作るには４年くらい教育が必要でしょ。
それを省いてというのは、普通は無理です。
今、大学生なら、卒業まで氏神様でご奉仕をする
というくらいの気持ちがないと宮司も推薦してくれません。
宮司に神道の心を持っていると思われれば推薦してもらえます。

通常の田舎の神職は数十年勤めてやっと正階です。
それも社家の出で。
それを飛ばして明階を取ろうと言うのですから、
それ相当の労力を必要とします。
一般的に試験に通れば資格がもらえるというのとは
質が違います。

追伸ですが、
なぜそこまで明階にこだわるのでしょうか。
どこか名のある神社の宮司になりたいと言う事でしょうか。
その為には確かに明階は必要です。
それ以外ではそんなに意味はないですよ。
明階を持っていると言っても「へー」だけです。
もうひとつ階級があります。
神職４級から１級です。１級は浄階と同じようにお家柄がないと取れません。
一般神職では神職２級上が最高です。
田舎では明階ですというより、２級上の方がすごいと言われます。
神職になってからの貢献度など級を付けますから、３０年くらいはかかります。

何の為に明階を取りたいのか、
それを明らかにしてくれれば、助言もかわります。