解決済み
外科医を目指している医学生です。 父はクリニックを開業しています。 先日、先輩医師に研修先など相談していたのですが、外科(特に消化器)に興味があることを告げると、「父親のクリニックを継ぐ気があるのならやめておけ」「10年かけて一人前のオペレーターになっても地域医療の場では何もできない」「将来を考えるなら内科かせめて整形外科」等々反対されてしまいました。 せっかく目標が見つかり奮起していたところなのですが、残念な気持ちになってしまいます。 父は外科出身ですが、クリニックでは内科、リハビリ、検診、往診など、地域医療に立派に貢献できていると思うのですが、やはり今とは時代が違ったためにできることなのでしょうか? 診療科が今まで以上に細分化されている今、クリニックを継ぐまでの間に外科の道を進むことは、先輩医師の言うとおり邪道なのでしょうか? その辺の事情にお詳しい方、ぜひアドバイスをお願いいたします。
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医師です。 将来、お父さんのクリニックを継がれるにしても、ご自分の希望である外科の道を進むことに賛成です。 確かに、外科の修行を積んでようやく執刀できる立場になったとしても、開業すればメスを握ることはなくなります。一般開業医の先生の多くはプライマリケアを主にやっておられますので、内科系を専門としておいた方が多少はメリットかもしれません。しかし、内科のある分野の専門医であっても大病院を辞して開業した後は勤務医時代と全く同じような専門的医療は設備などの制約でできなくなりますので、開業医でできる範囲の医療を行うしかなくなってしまいます。診療所のレベルではそれほど高度な知識は必要でなく、難しい症例は大病院に紹介すればよいので、外科系出身の先生でも立派にされている方もいくらでもおられます。外科の先生でよく勉強されている方は手術のみならず、内科系のことも一通りはこなせる方も多くいますので。 まずは外科医として修練され、プライマリケアについては後を継ぐことが現実のものとなってから改めて勉強されてもいいと思います。消化器外科ならば腹部エコーと内視鏡は開業後もクリニックのレベルでできますので、マスターしておくことをお勧めします。
なるほど:3
先輩のアドバイスは結構正しいですよ。 開業を前提とした場合、内科か整形が絶対にオススメです。 確かに、外科医が内科で開業している例は世の中にたくさんあり可能ですが、あくまで「可能」というレベルです。 ずっと内科をやってきた人との実力差は歴然です。 どうしても外科医から内科で開業したい場合は、小さな総合病院で内科業務もする外科医をしておくことが重要です。 有名病院で消化器外科として外科業務に特化してしまうと内科での開業は厳しいです。 とりあえず、あなたのやりたいことが外科なのか開業なのかを決めるといいと思います。
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