内閣官房長官というと、いつも政府のスポークスマンとして記者会見を開いているシーンがおなじみです。 内閣官房は内閣直属の組織で、閣議(内閣の大臣たちによる会議)の運営やいろいろな省庁との連絡・調整を行うことが仕事です。 日本の省庁の仕事分担がはっきりしすぎているため、お互いのことに関しては無関心であったりするし、干渉されることに反発したりします。 しかし現代では各省庁が連絡を取り合い、協力して行わなければならないことはたくさんあるはずです。そこで、内閣官房という組織が必要となるわけです。 内閣官房のリーダー内閣官房長官は大臣であり、国会議員がなります。普通は首相に近い人がなることが多いです。その仕事の重要さから大物政治家がなることも多いポストです。 長官の下には3人の副長官がいます。そのうち2人は政務担当と呼ばれ、国会議員がなります。衆議院・参議院から1人ずつ選ばれるのが通例です。このポストも非常に重要視されていて、意外な大物政治家がなることも多いですし、その後首相候補になるような人が若い時になることも多いです。 あとの1人は事務担当で、省庁の事務方つまり官僚のトップ事務次官経験者がなることが通例です。なぜか主に厚生労働省・警察庁・自治省などの事務次官経験者がなっているようです。 事務担当の副長官は事務次官会議を主催します。これは閣議の前に行われるもので、ここで否決された案件は閣議にさえあがってこないという実は結構たいへん大事な会議です。 内閣官房にはさらに内閣参事官室・内閣内政審議室・内閣外政審議室・内閣広報室・内閣調査室などがおかれ、首相および内閣官房を補佐しています。 よかったら参考にして下さい!
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