臨床開発職への就職を目指し、現在就職活動中の大学院修士課程一年の学生です。製薬メーカーの開発職への就職を希望しております…

Question

臨床開発職への就職を目指し、現在就職活動中の大学院修士課程一年の学生です。製薬メーカーの開発職への就職を希望しておりますが、CRO業界も視野に入れております。そこでCRO業界についてお聞きしたいです。CRO業界の企業研究を進める中でいくつかの企業の有価証券報告書を見たのですが、従業員の平均賃金と平均勤続年数（3年など）が製薬メーカーに比べるとかなり低いことに気付き、CRO業界で働くことについて少々不安を覚えました。
そこでお聞きしたいことが二つあります。
一つは、CROの賃金は、製薬メーカーと比べるとなぜそんなに差が開くのでしょうか？
二つ目は、平均勤続年数が低いのは、勤務条件が過酷等の理由からくるのでしょうか？それとも転職が多いことや、女性の率が高いことに起因しているのでしょうか？
業界について詳しい方のアドバイス、よろしくお願いします。

Answer 1

単純化しすぎた説明になりますが、製薬会社が委託する先がＣＲＯ業界なので、前者より後者のほうが労働条件が厳しいのは当たり前です。
安いから仕事を出すので。

Answer 2

私はモニターでCROとメーカー両方を経験しています。

製薬メーカーから内定をもらえたら迷わずメーカーへ行く人ばかりでしょう。
メーカーにはいけなかった人がCROに行くのが現実です。

＞CROの賃金は、製薬メーカーと比べるとなぜそんなに差が開くのでしょうか？
製薬業界はいろいろな業界の中でも給与・待遇・福利厚生が全体的によい業界です。
CROは製薬メーカーとは会社の大きさ、体力的に大きな差がありますので、どうしても待遇には差が出てしまいます。

＞平均勤続年数が低いのは、勤務条件が過酷等の理由からくるのでしょうか？それとも転職が多いことや、女性の率が高いことに起因しているのでしょうか？
勤務条件が過酷なのは臨床開発職ならばメーカーもCROもあまり変わらないようにおもいます。
（どちらも忙しい時期に波があり、忙しいときは残業が多い仕事です）
転職に関しては、３～４年ほどまえまではCROで経験を積み、ステップアップでメーカーへ転職することがそれほど珍しくない時代でした。しかし、現在は、メーカー側の人員も充実したため、メーカーへの転職は非常に難しい時代です。
ですので、転職となるとCRO間での転職や、異業種へ転職しています。
臨床開発モニターは出張で全国を飛び回る仕事ですので、結婚・出産された女性の場合は家庭の事情で、独身のころと同じように働くのは相当難しい職業です。
ですので、結婚等で退職される女性の方が多いため、どうしても離職率は高くなっています。
（結婚を期に内勤職へ異動になる方もおられますが、内勤職に関してもメーカーでは内勤の職種も沢山ありますが、CROではQC等に限定されることが多いです。）

また、薬剤師資格をお持ちの方が多い業界ですので、調剤や病院薬剤師などへ転職する方も多いです。