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言語聴覚士の方にお聞きしたいのですが ある理学療法士が下記のとおりに職種別のリハビリ効果について考えを述べています(も…

言語聴覚士の方にお聞きしたいのですが ある理学療法士が下記のとおりに職種別のリハビリ効果について考えを述べています(もちろん悪いわけではありません)臨床でのリハビリ:PT、OT、STの効果の科学的な検証は難しいのですが、PTやOTは少しずつですが、効果が明らかになりつつあります。PT、OTと比較すればSTは、そのような科学的根拠がまだ乏しいです。したがって、目に見える効果を上げるにはSTは難しい比較的職種かもしれません(ない、とは申し上げていません) という言語聴覚士についてのリハビリ効果への感想を実際言語聴覚士の業務をやられているかたから見てどのように思われますか? 私は言語聴覚士に興味をもっているのですが臨床において目に見える効果は、他のセラピストに対して少ないのでしょうか?

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回答(4件)

  • ベストアンサー

    理学療法士です。 ある理学療法士というは私ですね。それなりの根拠を持って事実を事実として述べているだけですから気になりませんが。 ただ当事者であるSTにSTの効果があるかと尋ねることには意味がないと思います。だって「効果はない」なんて口が裂けても言えませんから。自らのアイデンティティを否定することになってしまいます。 補足の意味を兼ねて、あくまで一例ですが具体例を挙げましょう。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/324_326.pdf 脳卒中学会が示しているリハビリテーションに関するガイドラインです。STが関わることの多い言語障害についてです。現在の知見(研究の成果)では、失語症に対するSTの効果はcontroversial(あるともないとも言えないという状態)であることが記載されています。構音障害にいたっては現在のところ否定的です。 学会(第三者)からSTがこのように評価されていることは、覆せない事実です。 私はSTに効果はないとは考えていませんが、その効果を立証した研究がほとんどないのです。「効果があるはずだ」と言いたい心情は分かりますが、その証拠が今はないのです。裁判と一緒で、客観的な証拠がないと、第三者に対してST側の主張はなかなか通りません。 砕けた例を示せば、言葉がしゃべりづらくなった患者さんがいてSTを行ったとします。数か月後に流暢にしゃべれるようになりました。これはSTの効果のように聞こえるかもしれませんが、科学的にはそうとは言えません。だって、患者さんはご家族、看護師さん等々と日常的にしゃべているわけです。もしかするとSTをやらなくても、日常的におしゃべりをしてさえいれば治ったんじゃないかという可能性(疑義)は否定できないわです(これをもって、私はSTの明らかな効果はまだ少ないと判断せざるを得ないと申しているのです)。STに効果があると主張するためには、このような可能性(疑義)を科学的に否定するような証拠が必要です。 貴方がSTになられた暁には、研究等をしっかり行い、自らの治療効果を立証する取り組みを実践してください。STに関する研究が増えれば、社会的(第三者)にSTの効果が認知されるものと思います。 以上、ご理解いただけましたでしょうか。 >これも質が別次元の話なので、コミュニケーション障害に対する他職種との比較は出来無いと思いますが、コミュニケーション障害に対しては機能改善も含めて急性期から維持期「有る」と思います。 → 以上のように回答している方がいらっしゃいますが、これでは一私見です。「あると思う」レベルです。ちゃんと根拠を明示する必要があります。

    なるほど:3

  • 理学療法士です。 正直、まだまだ皆(3科とも)これからですよね?! 人間自体が謎だらけで、分からないんだから、その人間相手のリハビリでエビデンスはこれからなんだと思います。PTはちょっと歴史がある分早かったとは思います。 根拠が必要な理由は様々だと思いますが、私は、目の前にいる患者さんだけではなくこれからの患者さん、そして自分達セラピストの立場や地位を守る為に必要だと、思ってます。 年々、診療報酬が下げられリハビリをまともに受けられなくなってるこの現状を、せめて維持するには、やっぱり治療に対する効果の明確な数字を求められます。 でもね、私は数では表せられない質の部分も大切にしたい。 それはevolution_19801208さんも同じような気がします。 先日、担当してる失語の患者さんが病棟スタッフの付き添いで病室から食堂まで歩いた時、『どうも』と言いました。 サラっと、当たり前のように、生活に汎化した言葉が出たのは初めてです。 でもね今までだって会釈したり、笑顔を見せたりして、感謝の気持ちを表して、それをスタッフはちゃんと受け止めてます。 この現象を評価するメジャーが欲しいと思いました。数字で表現出来たら患者さんは良くなってると、もっと実感出来ると思うからです。 お互い頑張りましょうね! 長々とすいません(汗)

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  • 私は、まだSTではない学生ですが、気になったので回答させていただきます。 言語聴覚療法には、さまざまな分野があることはご存知かと思います。 失語、高次脳機能障害、嚥下、聴覚、発達障害など多岐にわたります。 おそらく、まだその障害の全貌が明らかになっていない分野では、そういった「効果が上げるのが難しい」という見方や「明らかにした研究がない」ということはあるかもしれませんが、逆にそこを明らかにしていくことのできるという意味では、非常に魅力的な仕事であるという見方もできるかと思います。自分で切り開いていくことができるのですから。なにもかも分かってしまっている問題なんて答えても面白くないですよね??わからないから面白いんだと、私は思っています。 ちなみに、言語聴覚療法の分野で一番古いのは、聾教育だといわれていますが、この分野では早期の介入があるのとないのでは、明らかに予後が変わってくることが言われています。 私はOTさんやPTさんのことはわかりませんが、STにはSTにしか味わうことのできない部分がきっとあると思いますよ。

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    なるほど:1

  • STです。 コミュニケーションに関するエビデンスを含めた臨床的な解釈は様々有るかと思います。例えば、脳血管障害の発症直後から意識障害や血流障害の自然治癒の範疇で良くなった。或いは、純粋な言語機能意外の要因でコミュニケーションが改善しなかった、など。それらの経過の中では私の考えでは結果はSTの裁量が全てだったとは思いません。 しかし、それらの条件を取り除いたとして、機能的なハンデを抱えた方や家族への支援やアドバイスも専門家としての仕事と心得ております。個人的には昨今のリハビリテーションはいかにも病院内の「治療的」な効果を重視しすぎでは無いかと思うところも有ります。「治療効果」が「リハビリ効果」の全てではありません。維持期と呼ばれる方への支援、人としての尊厳や、障害を受けた能力に対する活動機会の再獲得も(職場によってバラつきがある価値観かも知れませんが)リハビリテーション業務の実績です。 エビデンスが比較的少ないことは確かに有ります。「科学的な検証は難しい」のは言語という質によるところも有るでしょうけどね。個人的にはSLTAやAMSD等の評価は断片の評価であり、実生活におけるコミュニケーションの質を計るのは限界があると思います。コミュニケーションは人が単独でなし得る行為、発揮出来る能力ではありません。時代、地域などの文化に基づく点や、受け手の主観的な了解・認知度が影響するため、現段階では数字で計りきれない面が多いのです。この点は「動き」を分析するより遥かに客観的な信憑性の有るデータは揃いにくいと思います。 他のセラピストに対してリハビリ効果は少ないか?という点。これも質が別次元の話なので、コミュニケーション障害に対する他職種との比較は出来無いと思いますが、コミュニケーション障害に対しては機能改善も含めて急性期から維持期「有る」と思います。 私自身は維持期、回復期の業務も経験しておりますが、急性期を過ぎても失語に関しては自発話の増加、喚語能力の改善、理解面のミスの減少(SLTAのスコアにて)。構音障害に関しても明瞭度や音素ごとの歪みの改善。音声では声量や声質の改善は経験しております(録音による聴覚的印象にて)。トータルで日常でのコミュニケーションの不自由さを本人や家族、スタッフに伺いながら、意志の疎通が困難な場面は減少する事が多いと思います。 前頭葉障害などを含む認知症がある方は変化に乏しいですが、モチベーションが有れば、少なくとも初診時より結果的に改善される事が殆どですよ。…モチベーションを上げる事が結構大変な道のりなんですけどね。

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