建築の積算の仕事について質問です。 具体的にどのような作業をされているのですが？一連の仕事の流れ等 また、仕事状…

Question

建築の積算の仕事について質問です。

具体的にどのような作業をされているのですが？一連の仕事の流れ等
また、仕事状況はどうですか？大変さ、残業時間等
積算に就職する前にしておいたほうがよい勉強はありますか？

Answer 1

うーん・・・・

私は、建築業界じゃないのですが、兄が建築会社を経営しているので、大学時代によくバイトで積算をやらされたんですよね。そのときの経験ですが（笑）ある意味、プロじゃないので、感覚がわかりやすいかもｗｗ

まず設計図面から、どのくらいの量の材料が必要になるのかを算出していくのですが、そもそも設計図面にそれが書いてあるのなら、そりゃ簡単ですよね。探して数えるだけですから。

しかし、積算が専門的であるということは、そもそもそんな単純なものではないケースがあるからでしょう。まあ私がやっていたのはそんなケースのものだったのですが、次の点が難しいのです。

１）そもそもゼネコンが送ってきた設計図が、ちっとも完成系ではない。
２）図面の細部が詳細に記載されていないため、そもそもよくわからない。
３）いくつかの図面からどうなっているのかを想像（推測）しないと、見えないものがある。

という点です。よって、数学的に計算してしまうと、とんでもないミスを犯してしまうものです。まあ何度もやったことがありますがｗ かといって、余分に見積もると、作業が終わった後に、どっさりと材料のあまりが倉庫にぶんながりｗｗ これまた悲惨な目にあうわけです。まあ使いまわせるようなものであれば、いいのですけれどね。また、特殊な材料である場合は、そもそも足りなくなる場合は、納期がかなり遅れるということが発生します。しかし特殊なものであればあるほど、高いのでｗ これまた大変です。

ということで、積算は、「利益に直結する」「損失に直結する」非常に重要な仕事なので、相当、慎重になるのですが、まずは、立体感覚というものを研ぎ澄ませる必要があります。図面を見て、立体にイメージして、「あれ？なんか変じゃないかな？」っていう感覚がわきあがるようにしないと、とてもじゃないけれど複雑な現場は数量を追えません。ぶっちゃけ、そうやってゼネコンの設計図のミスに気づいたことすらありますしねｗ

この立体感覚というのは、もう数をこなすしかないのですが、実際の建築物の施工過程を見たことが無い場合は、相当、最初は苦戦します。ですから、普段からよく建築物を観察しておく必要があるのです。そうすると、「まあここは、こうなっているはずだろう」という予測が働くので、それを頼りに、図面を追うことができるようになると、かなり楽になります。

私は、兄が経営しているということもあり、かなり融通が効いたので、頼んでよく建築現場に行って、観察していました。それで、やっと追えるようになったという感じですかね。

たぶん、数量を拾い出すという計算自体は、そんなに大変ではありません。むしろ簡単かもしれません。ただの図形問題ですから。要は、空間把握能力のほうが、はるかに難しいということです。

ですから・・・建築物をトニカク見ておくことが一番ですが・・・なかなか出来ないですよね（笑）

でも、まあ、こんなところです。

Answer 2

前の方と重複しますが、

①図面等から数量を拾います。
②数量表の作成。
③仕様書類から施工条件などを詳しく把握していきます。
③基準書など枕にしていい本（何冊も）と睨めっこしたり、ソフトウェアを使用したりして積算します。

ちなみに発注元から数量表を交付してもらえる場合もありますので②の作業はしなくていい場合もあります。

また個別工事の実行予算組に必要になってくるんですが、仕様書類や図面や数量表があっても別途、作業やお金がかかりそうな部分も把握しておく必要があります。
（こればかりは、前の方がおっしゃているように、施工現場の観察をしていないと分からないものです。）

＞仕事状況はどうですか？大変さ、残業時間等
実際のところ、勤め先によってマチマチではないでしょうか。

＞積算に就職する前にしておいたほうがよい勉強はありますか？
施工管理の経験がないので資格取得はできませんが、施工管理技士の勉強はしておいた方がいいかもしれません。

とにかく、根気と集中力と好奇心と日々勉強させていただく心持ちが必要です。（たぶん。）
短気で、パパッとサッととかいう性格の人でなくても、根気と集中で疲弊しますので。

（追加）
仕様書類で分からない時は、直接施工が予定されている現場を何度も見に行ったりとかすると疑問が解けることもあります。
ただ、立入禁止の場合もあるので、立入していい範囲内からの観察になりますが。