解決済み
この学校は専門学校というのでしょうか?高校というのでしょうか?2年制で○○高等学校○○専攻科という、たとえば高校卒業後にこちらの様な学校を卒業した場合は、最終学歴が専門学校卒業でいいのでしょうか? http://fukushi.with-us.ed.jp/index.jsp 高等学校、高等専門学校、専門学校の違いがよくわからなくて・・・ご存知の方おしえてください。
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大変複雑な話ですが、解説してみます。 まず、この学校は、学校教育法上の「特例高等学校」で間違いないでしょう。 介護福祉士受験資格を得るには、卒後9か月の実務経験を要すると書いてありますから、厚生労働省系公益法人のホームページ(下記参照)を見ても明らかですね。 http://www.sssc.or.jp/shiken/kaigo/k02.html そして、高卒後、この学校の2年間の「専攻課程」を卒業しますと、文字どおり「特例高等学校専攻課程卒業」という「学歴」になりますね。 一方、専門学校とは、正しくは、学校教育法上の「専修学校専門課程」のことであり、ここを卒業しますと「専門学校卒」という学歴になり、「専門士」という称号を得られます。 ここで、「学歴」と「称号」、「学位」、及び「就職時の適用初任給ランク」の4つを認識仕分けていただかなくてはなりません。 一般的には、これら4つは、ひとくくりに考えられていますが、微妙に異なるものです。 「学歴」は、本来、「学校履歴」であり、卒業した学校をそのまま言えばよいのです。 「称号」は、その学校を卒業すると、名乗ることを許される「公的な身分や地位を表す呼び名」=「肩書き」のことであり、大学なら「学士」、短大なら「短期大学士」、専門学校なら「専門士」となります。 「学位」は、称号のうちの一つですが、「学術上の能力や業績により与えられる栄誉称号」です。言ってみれば、称号のうちやや格の高いものとも言えるでしょう。大学士や短期大学士は、称号であり学位ですが、専門士は単なる称号だけです。短期大学士と専門士とどこが違うかと言えば、国際的に通用するかどうか、という点だけですが。 さらに、就職するときの初任給適用で言いますと、一般論では短期大学卒業と専門学校卒業は「同等」となり、「短大・専門学校卒業程度の初任給」となります。これも一般論ですが、高卒程度の初任給よりも1万5千円くらい高くなりますかね。ただ、具体的には、それぞれ採用する企業の個別の判断になります。 ややこしくなりまして恐縮です。 まとめますと、ご質問の学校のケースでは、学歴は「特例高等学校専攻課程卒業」、称号と学位は「なし」、初任給適用では微妙ですが「短大・専門学校卒業程度の初任給」になると思われます。 しかし、就職するに当たっては、介護福祉士とか保育士とか、その「資格」をもって就職されるのでしょうから、あまり細部にこだわる必要はなかろうかと思います。 また、学ぶ中身としては、保育士や介護福祉士の資格(受験資格含む)を得られる短大・専門学校と全く同等(同等でなければ厚生労働省が資格取得のできる学校指定をしません)ですので、いわゆる結婚相談所登録時などの学歴レベルとしては「専門学校卒」にしても全く実害はない、と個人的には考えます。
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