来年大卒で任期制の自衛官(自衛官候補生)として入隊します。

Question

来年大卒で任期制の自衛官(自衛官候補生)として入隊します。もし機会があればすぐにでも、部隊勤務をしながら一般曹候補生を受験しようと考えています。
受験は毎年可能なのでしょうか？何年かたたないと駄目とかいう話はないのでしょうか？

Answer 1

まずは入隊予定、おめでとうございます。

今年の自衛官候補生に合格したということは、来年３月末に入隊予定ですね。陸海空どこであろうと入隊直後は数か月の新隊員教育を受けた後、部隊に配属されます。部隊では積極的に任期制自衛官を曹候補生の試験に合格させようとしており、希望すれば必ず受験することが可能です。

ただし、自衛官候補生から一般曹候補生になった場合、自衛官候補生のままであるよりも、３曹に昇任しやすいというメリットがありますが、次のようなデメリットがあることも理解しておく必要があります。

自衛官候補生から一般曹候補生になった場合、自衛官候補生としての入隊後経過年数はリセットされます。これはすなわち昇任に必要な入隊後経過年数がリセットされることを意味します。

１ 貴方は平成２３年３月末に第１期自衛官候補生として入隊します。
→最短で平成２７年１月に３曹に昇任可能

２ 同時期入隊の一般曹候補生は第４期一般曹候補生
→最短で平成２６年１月に３曹に昇任可能

しかし、平成２３年に一般曹候補生採用試験に合格し、自衛官候補生から一般曹候補生となった場合、貴方は第５期一般曹候補生として経歴管理されるようになるため、３曹昇任の最短年数はで平成２７年１月となります。

以上のことから、入隊した年度に実施される一般曹候補生の採用試験に合格しなければ、貴方の同期である第１期自衛官候補生のうち最短で３曹になる人間よりも昇任が遅れることになります。

また、自衛官候補生は任期制自衛官であるために、各任期満了後に多額の任期満了金が支給されますが、一般曹候補生になった場合、任期制自衛官ではなくなるため任期満了金を貰うことができなくなるということも念頭に入れておくべきです。

もう１つ。
自衛隊は任期満了退職者と定年退職者に対して再就職斡旋をしていますが、一般曹候補生になった後、途中で自衛隊に嫌気がさして転職しようと考えた場合、再就職斡旋が難しい状況にあります。あらかじめ転職を考えているならば、自衛官候補生として勤務し、任期満了後に再就職を目指した方がよろしいかと思います。

何はともあれ、来年度からは自衛官になるんですね！
頑張って下さい！応援してます！

Answer 2

可能でしょう。昔でさえ強制的に候補学生を受験させていましたから。