検事って何をする職業ですか？

Question

検事って何をする職業ですか？検察とか検事とかよくニュースで出てきますが、正直あまりはっきりとイメージがわきません。

どなたか分かりやすく教えていただけないでしょうか。

Answer 1

例えば、殺人事件があったとしますよね。
そしたら、その殺人事件を警察が捜査します。

捜査をすると、色々な証拠が出てきますよね。
例えば、犯罪に使った凶器とか、
犯人からの自白とかね。

で、それを警察は検察庁に送ります。
（これを、送検と言います）
そうしたら、検事は警察から送られてきた証拠や調書を精査したり、
実際に被疑者（犯人）の取調べを行います。
そして、これだけ証拠があるなら、有罪を取れるなと確信したら、
刑事事件として、裁判所に起訴します。

つまり、警察に捕まった犯人は、警察で起訴されるわけじゃないんです。
あくまでも警察は、捜査をするだけで、起訴は検察官が行うものなのです。
（これは、起訴独占主義といって、検察にだけ許されているのです）

そして、実際に起訴したら、今度は公判を維持するのが仕事になります。
例えば、この人が犯人だから起訴しました。
証拠は、これだけありますから、裁判所で見てください。
この人が自白した調書は、こんな内容ですから、裁判所で読んでください。
などなど、色々な証拠を裁判所に提出して、
犯人が嘘をついたとしても、ぐうの音もでないように、追い詰めていきます。

要するに、警察から送られてきた事件を起訴し有罪を取るのが主な仕事ですね。

もっとも、脱税事件などは、検察庁が直接捜査をする事もありますので、
裁判の担当だけでなく、事件によっては捜査をする事もあるます。

よく、東京地検特捜部なんてTVで聞きませんか？
あそこが、脱税事件の捜査をする部署ですよ。