病気の姉にマッサージを「楽になった」と喜んでもらって以来、リンパマッサージ師になりたいと考えてます。

Question

病気の姉にマッサージを「楽になった」と喜んでもらって以来、リンパマッサージ師になりたいと考えてます。できれば将来的には、リンパマッサージ等で起業したいと思っております。
どうやったら、リンパマッサージ師になれますか？また、その他で役に立ちそうな資格やアドバイスもお願いします。
現在は経理をしており、マッサージ師としての経験や資格もありません。
また、結婚して子育て中（6歳）の為、なかなか時間や金銭的に自分に費やすことも限られてます。

将来は、病気の人に緩和してあげられるようなマッサージをボランティアで出来たらいいなとも考えております。
何卒、宜しくお願いします。

Answer 1

＞病気の姉にマッサージを「楽になった」と喜んでもらって以来、リンパマッサージ師になりたいと考えてます。
お姉様はさぞお喜びになられたことでしょうが、まず、リンパマッサージ師という資格は存在しないという事実を知ってください。

＞できれば将来的には、リンパマッサージ等で起業したいと思っております。
マッサージとはその一言で対象に循環系を含んでいますので、頭にリンパと付けること自体がおかしいのです。明らかにマッサージの何たるかを知らない者が作り出した“造語”です。マッサージの何たるかから知る必要がありますね。

＞どうやったら、リンパマッサージ師になれますか？
あん摩マッサージ指圧師という国家免許がありますのでそれを取得してください。ただ、楽ではありません。（試験などがということではなく、そもそも専門学校も定員も少ない）

＞また、その他で役に立ちそうな資格やアドバイスもお願いします。
あん摩マッサージ指圧師免許を取ってからのことです。

＞現在は経理をしており、マッサージ師としての経験や資格もありません。
みんな未経験から始めるのです。

＞また、結婚して子育て中（6歳）の為、なかなか時間や金銭的に自分に費やすことも限られてます。
専門学校の費用だけで500万円近く必要ですが…

＞将来は、病気の人に緩和してあげられるようなマッサージをボランティアで出来たらいいなとも考えております。
理想は素晴らしいと思いますが、免許がなければ法がそれを許しません。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO217.html
より…

第一条 医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許（以下免許という。）を受けなければならない。

第二条 免許は、学校教育法 （昭和二十二年法律第二十六号）第九十条第一項 の規定により大学に入学することのできる者（この項の規定により文部科学大臣の認定した学校が大学である場合において、当該大学が同条第二項 の規定により当該大学に入学させた者を含む。）で、三年以上、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において解剖学、生理学、病理学、衛生学その他あん摩マツサージ指圧師、はり師又はきゆう師となるのに必要な知識及び技能を修得したものであつて、厚生労働大臣の行うあん摩マツサージ指圧師国家試験、はり師国家試験又はきゆう師国家試験（以下「試験」という。）に合格した者に対して、厚生労働大臣が、これを与える。

第一条文中の“業”とは、「金銭の授受にかかわらず、不特定多数の相手に対して、反復継続する意志をもって行うこと」です。ボランティアなら免許が要らないとか、お金をもらわないのだから仕事ではないなどと勝手に勘違いなさらないようにご注意ください。

病気の人を相手に緩和ケアとしてマッサージを施すなら施すでそれなりの知識が必要です。その人に対してマッサージを施して良いかどうかの判断をどうやってするんですか？あなたのマッサージのせいで病気が悪化したり、最悪それが誘因となって死に至ったなどという場合、あなたはどうやって責任をお取りになるおつもりなのでしょうか。

人の体に直接触れて施術するという行為はきちんとした知識や技能を習得した者が行わないと人の体に害が及ぶあるいは及ぶ恐れのある行為なのです。

ちょっと厳しい内容になってしまいましたが、ご家族相手の肩揉みや肩叩きと同じに考えてはいけませんよ。