解決済み
美術2種は持って居ませんが、非常に欲しい羨ましい免許です。 質問者様にはあまりメリットは無くても、欲しがっている人は結構居たりします。 これは美術の特異性にあります。 ちなみに教科の中で2種と言う物は中学にしか無いですので質問者様の免許は中学のやつですね。(高校は最低でも1種になるので) 当然ですが美術の免許を取ろうとすると西洋美術史などの歴史系の勉強が必要です。 が、美術の先生が美術史に詳しいよりも彫刻や工芸、絵画が凄くうまい方がよっぽど良いです。 と言う訳で、中学の教員免許を取る為には教育実習の単位が本当は5単位必要ですが、美術に関しては3単位取ればOKで、残りの2単位は先ほどの実技系の単位を取れれば良い事になっています。 また、中学の免許を持っている人は、中学の別教科の免許を簡単に取得出来る規定が教員免許法に存在します。 ちなみにさっき中学の教育実習の単位は5単位と言いましたが、高校は3単位が通常です。 つまり、中学高校の免許を同時に取得しようとした人は別にして、高校だけの免許を取得しようとして勉強した人が卒業後に中学もやっぱり欲しいとなった場合、通常は再度入学して差分の2単位を取らなければなりません。 しかし、中学美術の場合は特例で3単位でも良いので、高校の免許しか無い人が教育実習に再度行かなくても美術は実は取れるのです。 そしてさっき中学の免許を持っている人は簡単に中学の別教科の免許が取れるといいましたよね。 どういう事かと言うと、高校商業の免許を持っている人が、中学数学の免許を取ろうとした場合、通常は取れない為再度教育実習が必要です。 が、高校商業の人は中学美術は教育実習無しで取れます。また、中学美術を持っていれば簡単に中学数学が取れるので結果的に2回目の教育実習無しで希望の免許が取れるのです。 社会人をしながら昼間は会社で夜は夜間大学で勉強している人や、仕事をしながら通信制で頑張っている人には教育実習は大きな壁です。 ちなみに美術以外には音楽が同様の効果がありますが、美術と音楽しかこの特例は無いのです。 さてこれは質問者様には意味の無い話でした。 では次は意味のある話にしましょう。 小学校の教員免許を取得しようとした場合、中学と違い単位を取って免許を取得する以外に、1年に1回だけある試験に合格して免許を貰う方法が存在します。 この試験は一次試験は一般教養・教職・教科の3分野、二次試験は論述・実技・面接の3分野、最終試験は模擬授業です。ちなみに高卒から受けれます。 と言う訳で、大卒又は短大卒であれば一般教養は免除になります。 また教員免許保持者は二次試験の面接と最終試験の模擬授業が免除になります。 さらに、美術の免許保持者に限り、実技試験での図工の試験が免除になります。 ちなみにこの実技試験ですが、音楽・体育・図工の中から2科目選んで受験します。図工が無条件で合格になる為、音楽・体育のどちらかさえ出来ればOKです。 また、二次試験の論述ですが、小学校の9教科の中から好きな教科を1教科だけ選んで受験します。美術の免許をお持ちであれば当然図工を選択すべきです。 と言う訳で、美術の免許保持者は小学校の免許が他の希望者よりも比較的取り安い傾向にあります。 良いことだと思うかどうでも良いことだと思うかは人によります。 しかし、一部の人には凄く羨ましがられる免許だったりしますよ。
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