現在就職活動しているのですが、退職金制度がない企業に就職しようかと迷っています。

Question

現在就職活動しているのですが、退職金制度がない企業に就職しようかと迷っています。

そこで質問なのですが、退職金制度がないと生涯賃金に大きく差が出るのでしょうか？

また退職金制度のメリット、デメリットとは何なのでしょうか？

退職金制度がなくても別の方法で退職後に賃金をもらえることはあるのでしょうか？

ネットで調べてみましたが、バカなのでよくわかりませんでした。

わかりやすく教えていただける方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。

Answer 1

回答の前に、年金の説明をさせてください。
年金は退職金のようなものです。年金は退職金のように一度にもらわずに毎月もらうという違いがあるだけです（税金の問題はここでは考えません）。年金は国民年金にしろ厚生年金にしろ、毎月保険料を支払います。まるで積立のように。厚生年金は法人でしたら義務ですが、厚生年金に上積みされる厚生年金基金は毎月の保険料を上乗せして納めていきます。これまた積立のように。
退職金だってそう。多くの企業は毎月積み立てているはずです。そして退職時に一度に払うのです。
毎月会社が積立するわけですから、給料を多めにもらって自分で積立てても同じようなものです。年金も退職金も給料も同じようなものでしょう？
さて、冒頭で税金が同じとしたらと仮定しました。もし、会社が退職金のために月１万円ずつ積立てるかわりに給料でくれて自分で積立てたとしたら、結果は同じでしょうか？ 実は同じに見えますが、給料でもらってしまうと損です。まず、給料でもらうと社会保険料や所得税が引かれます。社会保険料のうちの厚生年金保険分は将来年金で返ってきますが、健康保険分は戻ってきません。また、所得税も引かれていて損です。退職金は税金が優遇されていますから得です。

ここまでの説明が分かりにくければすみません。整理します。
退職金も給料もすべてひっくるめて収入ということで見れば、給料ではなく退職金でもらうほうが税金は得。ただし退職金は会社がつぶれたらもらいそこねることもあるので、できたら会社が外部に積立てているほうがもらいそこねがでない。
ということになりましょうか。
退職金制度のデメリットはおそらくありません。退職金がなければ月々の給料が多めにもらえる可能性がありますが、税金を考えたら退職金でもらうほうが得ですから。
退職金代わりに収入を得るもうひとつの方法が、年金と名前を変えた退職金です。年金のうちの厚生年金基金（企業年金とも言われます）です。しかし、基金に加入しているところは退職金制度もあるものです。また、基金は最近では破綻が相次いでおり、退職金の代わりにはならないでしょう。

最後に・・・ここまで退職金制度があれば必ず退職金がもらえるという前提で話してきましたが、退職金は給料と違って法令で義務付けられたものではありません。ですから計算式まできっちり就業規則で決まっていない限り、給与化はしません。つまり経営者の腹づもりひとつで増減するという不安定なものです。不安定なら、給料で多めにもらったほうがましという考え方ができないこともありません。これが唯一のデメリットといえるのかもしれません。

Answer 2

＞退職金制度がないと生涯賃金に大きく差が出るのでしょうか？
もちろん出ます。

＞また退職金制度のメリット、デメリットとは何なのでしょうか？
メリットは退職時にお金もらえる。
デメリットは別にない。
→これはあくまで「個人」からみたハナシです。
企業から見れば、
メリットは求人を得やすくなる。
デメリットはコストがかかる。
まぁ、細かくは他にも沢山ありますけどね。

＞退職金制度がなくても別の方法で退職後に賃金をもらえることはあるのでしょうか？
ない。

まぁ、厳密に言えば企業年金とかあるけど、
退職金もない会社に企業年金があるワケがない。

Answer 3

退職金も積み立てが多いと思います。
制度がない会社はその分賃金が若干高目かと思いますが。
老後が不安なら、今から自分で積み立てればよろしいかと。