親戚にホテルで働かないか勧められたのですが、ホテル業界の魅力は何ですか？ 親戚の方は私の元気で明るくリーダーシップのと…

Question

親戚にホテルで働かないか勧められたのですが、ホテル業界の魅力は何ですか？
親戚の方は私の元気で明るくリーダーシップのとれるところや、社交的で丁寧な言葉遣いがある程度できることなどを見て「お前に向いている」と言ってくれたのですが実際そんな理由でやっていけるのでしょうか。
私も自分の性格を活かせる様な職業に就きたいと考えていますが、まだどの職業がいいかまでははっきりとは分かりません。
自分の希望するような職業を見つけるよりも、就職できるチャンスを逃さずに今勧められているところに就職した方が利口ですか？

Answer 1

ホテル（ラブホテルは除く）を含めた、旅館、ペンションその他、宿泊業界というのは、勤務がシフト制など不規則で、人様が休みで遊んでいるときも仕事があり、学生時代の友達とも付き合いがなかなかしづらくなりますし、給与水準も低く、離職率の激しい業界です。

まあ、私はその業界に大学を中退してからずっといます。
一時期、会社の都合で、「旅行業」を担当したこともありますが、現在は宿泊業ですね。宿泊ですから、当然飲食業も含んでいます。
自分はいわゆる「サービス業」、それも「旅行業」「宿泊業」「飲食業」といった、要するに旅に関連したことに興味があり、そういうところでこそ自分は働きたいと思って、やっているわけです。（もっとも他に、著述業とか、舞台やライブ関係なんかにも興味はありますが、まそれはぼちぼちと。ルートがないわけでもありませんし）

親戚の方のあなたの評価では、別にホテルだけが向いているわけではありません。
飲食業も向いてるといえますし、車のディーラーだって向いているといえます。

工場のラインでだって、そこでリーダーシップをとって指揮する人は必要ですし、遠洋漁業の乗組員にだって、そういう人は必要ではないでしょうか？ いわゆるムードメーカーです。

一方で、社交的ではないかもしれないが、緻密で丁寧、こつこつとモノを作り上げるまさに職人気質の人は、ではホテル業では必要ないのでしょうか？ そんなことはありません。営繕の現場には絶対に必要ですし、管理の仕事にもこういう人は必要です。。

だから、どんな世界だって、あなたの性格は生かせるし、あなたとは異なる性格の人もまたしかりです。
さて、前置きはここまで。

ここまで書けば、あなたの質問である、「自分の希望するような職業を見つけるよりも、就職できるチャンスを逃さずに今勧められているところに就職した方が利口ですか？」に対する私のお返事も、もうわかりますよね？

自分の希望と関係なく、とりあえず就職口があるからと、そんなところに入るのは、利口どころか大馬鹿者です。
「世の中に、やりたいことを仕事に出来ている人がどれだけいるというのでしょう？」とは、よく聴く言葉です。でも、たいていの人は、選択肢の中から、より自分がやりたいことを選んでいるはずです。

突然のリストラで、職安で選んだ仕事が、「やりたい仕事ではない」としても、「やりたくない仕事」を、それしかないから仕方なく
やってる人なんていうのは、本当に少数派だと思います。結局、ほとんどの人は、程度の差こそあれ、仕事の選り好みをしているとは思いませんか？

少なくとも、国からの命令で、仕事をあてがわれ、そのかわりに生活の保障を受けられる、なんて社会システムではないわけですからね。

答え。
あなたの性格は、どんな職場についても、活かせます。
仕事は、断じて自分の希望する職種に付くべし。

失敗することも後悔することもあるけど、自分が好きで選んだ道なら、諦めも尽くし、納得できるし、立ち直れもする。
けど、やりたくもないことを、安易に就職先として、自分の人生のひとコマとして選んだら、後悔してもしきれない。納得できない。
そうじゃないでしょうか？

やりたいことを、するべし。
希望の職種に必ずしもつけるわけではないが、それは、やりたいことへたどり着くための一歩である。やりたいことの一歩である限りは、自分で考えて選ばねばならない。

少なくとも、ホテル業界に入りたいと考えている人は、「ホテル業界の魅力ってなんですか？」なんて質問はしません。
こんな魅力や、あんな魅力があるに違いない。だから自分はその業界に入りたいんだって、思ってますよ。
だから、あなたには、ホテル業界は向いてないと思います。