解決済み
エンゼルケア(湯灌など)のスタッフに応募を考えている学生です。 応募動機をなんと書いてよいか、悩んでいます。この業界に詳しい方、どなたかアドバイスをお願いします。どういう仕事をするのかはわかっていますし、ご遺体をとり扱うことについて、覚悟もできています。というより、生物学系の学部なので、死というものにことさら恐怖を覚えたり忌避したりする気持ちがなくて……。 また、保守的で厳しい家庭に三世代同居で育ったので、同年代の友人からは「堅苦しい」と言われるほど、礼節を重んじて行動します。大きな声で笑ったり騒いだりするのも苦手で、「辛気くさい」と言われるタイプなのです。線が細くみえますが、大型動物を相手にしてきたので、辛抱もきくし、体力には自信があります。 こんな自分には、エンゼルケアのお仕事は適職ではないかと思うのですが、それをどう表現したらいいいかわかりません。「遺体が怖くない」「抱き上げるのも平気(体力的に)」なんて、それこそ失礼だと思いますし。 ちなみに、「おくりびと」の映画は観ていません。
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現役湯灌屋です。 あなたにこの仕事が向いているかどうかは、ここにある情報だけでは量りかねますが・・・ とりあえず、応援も兼ねていくつか思い当たることを書きますね。 まず、辛抱強さと体力は絶対に必要な素質です。ていうか、極論言えばそれしかいりません(笑) しかし、若い人には意外と無い要素ですから、そこはガンガン押し出していいと思います。 具体的に、何kgぐらいの物なら一人で持てるとか言っちゃってもいいでしょう。 また、生物を扱ってきたなら、血液・体液・糞尿などは平気ですよね。 これがハードルになってしまう人も割と多いので、面接などではほぼ100%聞かれると思いますが、そこは自信持って大丈夫です。 気になったのがまず、「堅苦しい」「辛気臭いと言われるタイプ」という所。 基本的に、冠婚葬祭業はサービス業ですから、あくまでもお客様は遺族、つまり生きた人間です。 一言で「遺族」と言っても、いつも誰しもが暗い顔をしてる訳じゃありません。 もちろん終始泣きっぱなしの方もいますが、明るく笑って送り出そうと考える方も多いものです。 特に、通夜・葬儀などと違って、湯灌は身内だけでする物ですから、故人との思い出を語りながら談笑しているようなご遺族も結構いるんですね。 そういう方々にもサービスしようと思ったら、意外と柔軟な表情や対応が必要になってきますので、礼節を重んじる姿勢はいいのですが、堅苦しさや辛気臭さはあまりアピールしない方がいいと思います^^;; 別業種でもサービス系のアルバイトなどの経験があれば、むしろそっちを前面に出した方がいいかもしれません。 次に、死・遺体に対しての考え方。 はっきり言って、動物と人間では全く違いますので、「動物で慣れてるから遺体なんて怖くありません」と言い切ってしまうのは危険です。 それだけだと、下手したら湯灌ナメてんのかと思われかねません。 また、自分にはなくても、お客様には死を恐れたり避けたりする感性を持っている方が沢山おり、それを理解してあげなければいけませんので、死に対して無頓着だというイメージを与えてしまうと、あまり良い印象にはならないでしょう。 とは言え、死体(敢えてこの表記)に慣れているというのは間違いなく武器ですから、そこはちゃんと臭わせつつ「人間となったらまた違うと思うので、一から勉強させて頂きたい」くらいの低姿勢でいる方が無難です。 ここからは、湯灌に限らないお仕事一般の話になります。 どんな仕事でもそうですが、履歴書や面接でアピールすべき事は「何故この仕事をやりたいか、この職場で自分が何をどうしたいのか」です。 仕事が持つマイナス面に耐えられるから、では、ちょっと消極的な感じになってしまいます。 履歴書は会社へのラブレター、面接はプロポーズ。 例えば、大好きな人に告白する時に、「あなた顔は残念だけど、私はガマンできるから付き合えると思うわ」なんて言わないでしょう? 「あなたのこういう所が好きだから、見た目なんて関係ないわ!付き合って、お互いをもっと知りたいわ!一緒に幸せになりましょう!」と言わなきゃいけません。 あなたは、どうして湯灌に興味を持ったのですか? どのようなサービスをしたいですか?=あなたは、どのように見送られたら嬉しいと思いますか? この質問に対する答えを、できるだけ消極的にならないように考えてみて下さい。 長くなってしまいましたが、応援してますよ。頑張って!
なるほど:4
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