芸者と舞妓さんの違いは？

Question

芸者と舞妓さんの違いは？それと、芸者の仕事内容と、舞妓さんの仕事内容って、どのような事をするのですか？
給料はどこからもらえるのですか？

補足

京都以外での「芸者」には舞妓に当たるような立場はあるのですか？
京都のそういう客が行く所は、お金持ちじゃないとダメですか？

Answer 1

京都では芸者ではなく芸妓と呼びます。

舞妓は１６～２０歳(上限は顔が大人っぽくなれば２０前でも芸妓になります。)までの女の子に限ります。

芸舞妓の仕事内容にはあまり違いはありません。
芸舞妓ともにお客を歌・舞・ゲーム(とらとらが一番有名です)でもてなします。
ただ、芸妓は立方と地方に分かれていて、立方は舞 地方は三味線や歌を披露します。
芸舞妓ともにお座敷に上がりつつも、各花街の学校や師匠の所にお稽古に行きます。

舞妓は芸妓になる為の見習い期間のようなものです。
ただし、襟換(舞妓から芸妓になる事)せずに普通の女の子に戻る人も居ます。
ざっと芸妓になる手順？は、
仕込み(置屋・御茶屋のお手伝いやお稽古だけ)➜舞妓になるための試験➜見習い(ここでやっとお座敷に上がれます。)
➜舞妓➜襟換と同時に芸妓 です。

給料に関しては 舞妓さんは置屋(プロダクションのような物)に所属していて、
置屋の女将さんのことを『お母さん』、先輩の芸舞妓を『お姉さん』などと呼びます。
舞妓さんに給料はありません。(チップは貰えます)
月に５０００円程度のおこずかいのみです。
なぜなら、舞妓さんのお着物やお歌・舞・華道・書道などのお稽古事には多大なお金がかかるからです。
芸妓は置屋には所属せず、自分でお金を工面してお座敷にでるか、
旦那をとり、旦那さんに工面してもらうかです。
なので、芸妓には収入があります。

あと、京都のそういう客が行く所は、お金持ちじゃないとダメですか？
についてですが、御茶屋遊びには 沢山のお金がかかります。
上でも言ったように、１人の芸舞妓さんに 沢山のお金を費やしてるし、
お高い食べ物やお酒が出てきますので。。
花街には、一見さんお断りというルールがあるので、それなりに偉い人のお知り合いなどしか
入れません。 でも、最近では一見さんＯＫという御茶屋さんや、
年に一度だけ一見さんもご招待という御茶屋もありますので、
行ってみてはどうでしょう？

京都以外での「芸者」には舞妓に当たるような立場はあるのですか？
についてですが、 芸者は即デビューできますので、無いと言えるでしょう。

これ以外にも情報は在りますが、長くなってしまうので・・・・・・・・・・・・ググれば沢山出てきますよ(||●∀●)

Answer 2

芸者さんは京都以外の呼び方です。
京都の花街のみ、舞妓・芸妓(げいこ、正式にはげいぎ)と呼びます。

仕事内容は、一言で言えば、お客さんを唄や舞やゲームでもてなすことです。

舞妓から芸妓になるにあたり、髪はかつらから自毛になるのではなく、自毛からかつらに変わります。舞妓が自毛、芸妓がかつらです。
基本的な仕事内容はあまり変わりませんが、責任や立場ががらりと変わります。舞妓は芸妓になるための修行期間ですので、ミスがあってもお姉さん舞妓さんや芸妓さんの力を借りることができますが、芸妓という時点でおもてなしのプロフェッショナルという肩書きですので、当然厳しく見られてしまいます。
見た目では、舞妓は派手目の簪(花等おおぶりのものも多い)、赤い襟(内側の着物の襟が赤い)、だらりの帯(帯が膝ほどまで長い)、おこぼ(高い下駄)であるのに対し、芸妓はすっきりとした簪、襟は白、帯はお太鼓、下駄は底の薄いものになります。

給料は、舞妓は原則的に発生しません。その代わり、お母さん(置屋のおかあさん)からお小遣いをもらうことができます。芸妓は、年季(契約期間のようなものです)があけたら「自前さん芸妓さん」になることができます。これは独立開業のようなものです。
しかし自前さん芸妓さんはお茶屋の手配・お料理・お客の趣味・芸舞妓の性格を把握できなければ独立開業するのは難しい上、お座敷代金は掛け払いで数ヶ月先の請求ですので、なかなか実現に至らない場合が多いです。