賞状書士になるにはどうしたらいいの教えてください。 書道を生かした職業に就きたいと思っています。 将来は書道教室も開…

Question

賞状書士になるにはどうしたらいいの教えてください。
書道を生かした職業に就きたいと思っています。
将来は書道教室も開きたいと考えてもいます。

他にいい仕事があればアドバイスをお願いします。

Answer 1

賞状書士という資格もあることはあります。
いろいろな資格が出ていますので検索すればたくさん引っかかると思いますよ。

しかし、賞状書士というのは資格としてはほとんど無意味です。
賞状というのは、縁故で任されるものです。いわゆる「コネ」というやつです。
だから資格なんて何の意味もないのです。

資格によっては、「内職詐欺」もありますので気を付けてください。
内職詐欺とは、儲かる内職をうたって資格を取らせ、仕事のために材料を売り、
最初のうちは仕事を与えますが、だんだん減らして最後は仕事が無くなる詐欺です。
コンピュータの資格や宛名書きが古典的な内職詐欺です。

話を戻しますと、近所の書道塾の先生や、
その賞状を書いてほしい団体の人が習いに行っているところの書道塾の先生などが請け負う事がほとんどです。

名前と日付だけで数十円から数百円まで、いろいろありますが、
枚数もそんなに任されませんから、それだけでは生活できません。
アルバイト感覚になると思います。

町の書道塾の先生でも、それだけで生活するのはなかなか苦しいものです。
子ども1人から月謝で3000円集めたとしても、20万円稼ぐには、
およそ70人の生徒が必要です。今時、新しく70人集めるのは大変難しいことです。

展覧会活動で上を目指すのであれば、１回につき、材料費、出品料込みで10万円。
上の方に行くと登録料として年に数万円。師匠にも数万～数十万必要です。
一番低いランクでも年に50万は必要と考えましょう。日展レベルは数百万以上です。

そのため、本業で高校の書道教師などをすることが多いです。
最近はとても狭い門で、全国で年に10人くらい採用なのではないでしょうか。

書道を生かした職業というのは、本業で考えると高校の書道教師。
それ以外の人は、普通に公務員や会社員が多いですね。

作品を書くお金、作品を書く時間がある仕事であれば、何でもいいですよ。