解決済み
平成21年度行政書士試験記述式の採点をお願いします。試験合格まであと記述式○○点必要という立場に置かされている者です。 私の記述を採点して頂ければと幸いに存じます。 問44 『拘束力により、外務大臣は改めて充分な理由を付す等の処分をしなければならない。』 ※『判決の趣旨に従って』という文言が出なかった訳ではなかったのですが、問題文に即して答えようとし過ぎた為に、ややそれてしまいました。ただ、必ずしも申請拒否をしなくてはならない訳ではないことが頭にあったので、『理由を付す”等”』としたのですが、その辺をどう見られるかが不安です。 問45 『Xは連帯保証契約により、BのAに対する債権を法律上当然に代位し、求償権を行使出来る。』 ※問題に対し、解答の表現が忠実ではない所が気になります。しかし、予備校の模範解答でいいのかな?という気もしないでもないですね。Aが会社であるとか、貸金等根保証契約とかと何か関係あるのかと勘ぐってしまいましたが、何も関係ないのでしょうね。 問46 『第三者とは、登記の”欠缺”を主張するにつき正当な利益を有する者であること』 ※ここまでアプローチしておきながら『当事者及び包括承継人以外の者で』というフレーズを書いていないのは情けない限りです。 それはともかく、『欠缺』の字を間違えてしまいました。そこも含めて採点して頂けると助かります。 PS(余談) 予備校で解答予想が割れている問3は没問(全員得点)にして欲しいです!!! では、宜しくお願い致します。
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記述式では、巷でよく言われている採点基準、すなわち「キーワード」、「10点満点×2」、「結論、論点の合致」、「誤字脱字」などがあると考えられています。「キーワード」とは解答に含まれるべき語句などを指し、「10点満点×2」とは、いったん10点満点で採点した点数を2倍にして20点満点に換算するという方式を指します。 それではこれに従って採点してみましょう。 問44 キーワードは①「確定判決には拘束力が生じること」、②「当該行政庁は改めて申請に対する処分をしなければならないこと」、③「処分は判決の趣旨に従ったものでなければならないこと」です。そして配点は順に5点、3点、2点と考えられます。これらに照らしあなたの記述を検討します。①は満点です。②は満点です。③の記述は一般的ではありませんが、本件事例に即した解答ですので満点でしょう。結論、論点は合致していますし、誤字脱字もありませんので(5+3+2)×2で20点となります。 問45 本問は、過去に出題された記述式問題に比べると、少し特殊な傾向の問題であると言えます。なぜなら、問題文中に解答のキーワードが記載されており、これをそのまま記述すれば得点できるからです。事例の事実関係の整理が少し煩雑ですが、これを落ち着いて整理すれば、かなり易しい問題であると言えるでしょう。 そして、キーワードは、設問に即して、①「XはYに、XがAに対して有する求償権について」、②「XとYとの連帯保証契約に基づいて」、③「XはYに対して連帯保証債務の履行を請求できる」となります。また、配点は順に3点、3点、4点と考えられます。これらに照らしあなたの記述を検討します。 ①は0点です。Xの有する権利はAに対しての求償権ですからこれを明記する必要があります。②は2点です。あなたの記述には「連帯保証契約により」とありますが、これは「Yとの連帯保証契約により」とYとの契約であることを明記すべきでした。③は0点です。XがYに請求できるのはYとの連帯保証契約に基づく連帯保証債務の履行ですから、この記述が必要です。誤字脱字はありません。よって(0+2+0)×2で4点となります。 問46 キーワードは、設問中「同規定中の」の続きは①「民法177条に規定する第三者について述べられていること」、②「第三者とは、当事者及びその包括承継人以外の者であること」、③「第三者は登記の欠缺(けんけつ)を主張するにつき正当な利益を有する者であること」です。そして配点は順に2点、4点、4点と考えられます。これらに照らしあなたの記述を検討します。①は満点です。②は0点です。③は満点です。結論、論点は合致しています。誤字脱字が1箇所ありますので(4+0+4-1)×2で14点となります。 以上の検討結果から、あなたの記述問題の合計得点は20+4+14=38点となります。 なお、あくまでも私の私見であることは申し添えておきます。
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