回答終了
中小企業診断士試験のスピテキ問題集のことでご質問です。添付写真の問題ですが、答えはウになっています。理由としてはキャッシュアウト1000、キャッシュイン600、売却損のタックスシールド40だそうですが、 キャッシュアウトとインにかかる税金は考慮しないのでしょうか?
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中小企業診断士です。 他の方の回答に対する質問主さんの反応がないので回答します。 まず、キャッシュアウト、キャッシュイン、税金の質問ですが、問題文に関与しない知識が質問主さんの中で出てきて難しくしているのではないかと思います。ですから、この回答が一助になればと思い、レスします。 中小企業診断士試験のテクニック的な目線で回答します。 このテクニックとは、問題文を言葉通り正確に読むことです。ちなみに二次試験ではこれが合否のポイントになります。 質問主さんの疑問にも通じると思いますが、テクニック目線で問題文で「税」が出てくる箇所を注視してください。 問題文中は「既存設備売却に関連する税効果」と一か所だけです。 言い換えると、「実効税率を使うのは既存設備売却関連」だけですよと書いてくれています。しかも「売却の税効果」ではなく、「売却に関連(簿価と売却額)する税効果(実効税率)」と分かり易く説明しています。 ですから、その箇所のみ税効果を使えばいい。逆に他の箇所で実効税率を使う箇所はないです。これがテクニック的な方法です。 その上で、問題文の「差額キャッシュフロー」を私は「必要な金(かね)」と自分にしっくり来るように読み変えていました。 必要な金として問題を解いていくと 設備購入1000ー売却600で400の必要な金がいるけど、 既存設備売却に関連(簿価700ー売却額600=100)する税効果(40%)により納税用の金40(100×40%)を納税に充てなくて済むので、必要な金は360(400ー40)で買い替えできます。 このやり方なら、同様の問題は解けると思います。 ご理解いただけたなら幸いです。
キャッシュアウトやキャッシュインに必ず税金が関係するとは限りません。 本問であれば設備購入によるキャッシュアウトは費用ではないため、節税効果はありません。税金が関係するのは「収益」と「費用」のみです。 分からなくなったら、複式簿記の知識を利用して、試算表上の変化額に注目してください。 ただし、説明を分かりやすくするため、以下では固定資産売却を除却と売却で擬制します。 <設備除却:借方合計 0=資産の費用化> 設備 Δ700 除却損 700 ※除却損は費用なので税金が減ります。 <設備売却収入:貸借一致 600=収益による調達> 現金 +600 売却収入 600 ※売却収入は収益なので税金が増えます。 <設備購入:借方合計 0=資産の運用変化> 現金 Δ1000 設備 +1000 ※設備購入は費用ではありません → 後の税金計算に関係なし <税金計算:借方合計 0=資産の費用化の逆> 現金 +40 税金 Δ40 ※(売却益600 - 除却損700)×税率0.4 =40 上記を試算表上にまとめると以下です。 (借方=運用側:合計600) 現金 +600Δ1000+40=Δ360 ←流動資産 設備 Δ700+1000 = 300 ←固定資産 除却損 700 ← 特別損失 税金 Δ40 ← 法人税等 (貸方=調達側:合計600) 売却収入 600 ← 特別利益 キャッシュフロー把握の問題は必ず現金変動額が答えと一致しますし、貸借一致によって検算も可能です。分からなくなったら簿記の知識から組み立ててみてください
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