元採用担当のおぢさんです。なかなかにカオスなご質問ですね。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 企業の採用(求人)活動において、確かに「○○だと不利」とか「△だと有利」という事実はいくつも存在します。ただ、それは一般論の話であって、その会社で、その求人(タイミング)で、その応募者についてどうなのかというのは、本当に千差万別と言えます。会社ごとで採用基準は違いますし、そのときの面接官が判断(評価)をしているわけで、世の中に統一されたルールやスタンダードがあるわけではないのです。もちろん、法律で決まっていることも多少はありますが、NG(やってはいけない)についてのみです。 つぎに、その応募者個人のスキルやコミュ力のレベルというものがあります。あくまでも例えばですが「アメリカ大リーグであっても、ホームランを打つのはさほど難しくない」といえる人だって、ごく少数おられますよね。それをもって、誰でも大リーグでホームランが打てるという話にはならないでしょうし、その情報を鵜呑みにして渡米する人もいませんよね。 その上で話を整理すると、個人で考えれば短期離職回数は多いほど採用されにくくなっていくのは間違いありません。採用担当者にすれば「自社でも同じことが起こるだろう」と考えてしまうわけで、書類で落とされる確率は徐々に上がっていきます。採用してから1~2年程度で辞められるのは、会社としては大損害・大赤字ですからそれを避けたいのです。そして、短期離職を複数回していても、正社員になれる可能性もゼロとまでは言えません。そして、そこが定年まで勤められる会社である可能性はかなり低いと言えます。 ちなみに、正社員を何度も短期離職している人は、「ここに勤め続けよう」と思えないような会社ばかりに就職しているわけですよね。よく就職は結婚に例えられますが、離婚歴の多いことが「自分はモテる」という自慢にすり替えられているのと似たような話かなと。そういう離職癖のある人を採用するのは、とりあえず人手が足りていない黒い会社の可能性は高いでしょう。普通の人の感覚であれば、離婚歴5回の人と結婚しようと思わないはずです。さらに言えば、その人自身は「会社を辞める」ということのハードルが下がりきっており、躊躇や抵抗感は無いに等しいのでしょう。さりとて、今更過去を改変できませんから、マイキャリアを肯定するしかできない、悲しい自分語りのように思えます。
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