困りましたね、「目録法キーノート」自体が、「日本目録規則NCR」を学ぶための初心者向けの教材なのですが。この教科書、演習用です。講義は演習形式でしょうね。この場合は、他の演習の授業と同様、復習に力を注ぎ、分からない所は、次回の講義で先生に質問するしかないでしょうか。 ただ、質問者さんだけでなく、他の人にとっても、分かりずらい教科書のようですね;https://www.amazon.co.jp/%E7%9B%AE%E9%8C%B2%E6%B3%95%E3%82%AD%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-%E5%AE%AE%E6%B2%A2-%E5%8E%9A%E9%9B%84/dp/4883672603。 なぜわかりづらいか。それは、図書館資料の目録取りが、司書というプロの技の1つ、そんなに簡単に身に付くものでなく、長年の修練でやっと身に付くものです。NDC,件名標目もそうです。図書館資料は、当初は図書、逐次刊行物だけでしたが、その後、視聴覚資料、電子書籍、現在ではネット上の情報をどう目録採りするか、そして書誌情報として文字列に記述する段階から、メタデータといわれるネット対応の記述方法に拡張され、ますますわかりづらくなっています。 教える方の本音言いましょうか。マスターは、全く期待していません。司書が、図書館で仕事をする上で、最低限の読み方位は覚えてもらわないと、困るな、そんな感じです。幸いなことに、通常の図書館では、目録取りはありません。目録=書誌データは、国会図書館等が作成してくれて、それを各図書館が必要な箇所だけ切り出して、各図書館の蔵書目録作成は完了です。落としたデータに誤りがないか、それを確認するだけの知識があればいい。その確認は「日本目録規則」で行うので、「日本目録規則」を使うための最低限の知識は持ってほしい、程度でしょうか。 図書館によっては、特殊文献のコレクションがあり、これの目録を作成する時、この目録は他の図書館等に配られるので、「日本目録規則」も則った書誌情報の記載が必要になるので、その時には、本気で「日本目録規則」の勉強をし直してください。「日本目録規則」に従わない目録採りをすると、その目録が残る限り、恥が残り続け、その目録を利用する人がえらい迷惑をします。 結論:司書課程の単位取得のためであれば、基本項目を最低限度押さえればいいです。講義の復習を重点的に。それ以上したければ、手にした図書館資料の書誌情報=目録を調べましょう。ツールは、大学図書館のOCRの書誌情報、本格的には、国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)https://ndlsearch.ndl.go.jp/ で、図書はISBN、逐次刊行物はISSNで検索して、詳細情報を選択すると、書誌情報が表示されます。目録の使用目的のレベルにより、詳細情報の詳細度が変わりますが、これも目録の重要な項目なので、講義のその解説の時にしっかり学んで、理解してください。 「日本目録規則」は、言語の文法に当たります。文法は、ルールだけでは理解できません。実例で使いこなし、悩んで迷って、初めて物になります。ひたすら実例で解き続けることです。当方、今でも、悩む事例に出会います。簡単な世界ではありません。
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