アメリカIT大手のアルファベット（GOOGL）、マイクロソフト（MSFT）、アマゾン・ドットコム（AMZN）、メタ・プラ…

Question

アメリカIT大手のアルファベット（GOOGL）、マイクロソフト（MSFT）、アマゾン・ドットコム（AMZN）、メタ・プラットフォームズ（META）、平均年収はどれくらいですか？リストラはしょっちゅうありますか？この４社で社歴があれば、日本のIT企業に転職しやすいですか？

Answer 1

アメリカの一企業の平均年収というデータはあったとしても意味ないです。職種によって違いすぎます。日本の企業のように、一般事務職と専門職、中間管理職の賃金格差がせいぜい数百万くらいだと意味あるんでしょうけど、正社員でもカスタマーサービスのような時給制の職種と管理職や専門職のような年俸制では給与の桁が違ったりするし、ボーナスの率も違ったり。

いい例としてGoogleのソフトウェアエンジニアの給与レベルのリンクを貼っておきます。
給与レンジは年収19万9千ドルから2億6千万ドル。この中で平均年収出しても意味ないです。2億6千万ドルが一人いれば、残り99人が19万9千ドルでも平均年収は23万3千ドル以上になってしまいます。同一職種でもこんなに違うのです。
https://www.levels.fyi/companies/google/salaries/software-engineer?country=254

リストラはどこでもあります。わたしの勤務先は大手企業ですが、リストラが必要な時に備えてなのかわかりませんが、よほど優秀な人材でない限り最初は契約社員として雇用します。3〜6ヶ月の試用期間で正社員として迎えたい人材と思えばオファーを出します。そこまでいかないけれど使える人材なら契約社員のままです。(もちろん、他社から正社員としてのオファーが来て辞めていく人もいます。) リストラが必要な時には契約社員をまず切ります。近年は契約社員を切るだけでリストラが完了して正社員までリストラが及ぶ状況は起きていません。

アメリカのIT大手での勤務経験があるとは言ってもITエンジニアであるとは限りません。経理部門、人事課などなど。また、ITエンジニアでも、データサイエンティスト、データセキュリティ、プログラマー、システムズアナリスト(SE)、テクニカルアーキテクト、クォリティコントロール(テスター)、システム監査等、専門は多岐に渡っています。また使用しているツール、言語、環境などもいろいろです。プログラマーを募集している日本のIT企業にアメリカIT大手のアーキテクトとしての経験がある人が応募するのはミスマッチで、採用担当側も首を傾げてしまうと思います。また、逆に大手IT企業だとITエンジニアの業務が細分化されているために専門以外のことができない可能性もあり(例えば、システムズアナリストがプログラミングができないなど)、小規模なIT企業だと、ある程度なんでもこなせないと役に立たない場合も。

と言うわけで、必ずしも米国IT大手に勤務経験があるからと言って転職しやすいとは限らないでしょう。応募者の経験と知識レベルと募集側が期待している経験と知識レベルがマッチしていれば歓迎されると思います。