解決済み
ネットを見ていたらこんな記事が有りました。 こんなもんですか?高校レベルの偏差値で30以下とかだと。。う~んって感じですが。 <専門卒・高卒程度> 公務員種別 偏差値地方中級公務員 50~54 国家公務員一般職(高卒程度) 40~49 海上保安大学校 40~49 地方初級公務員 30~39 警察官・消防士・自衛隊(高卒程度) ~30
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私,元高校教員です。偏差値65や偏差値31の高校に勤務したことがあります。 おそらくこの偏差値リストは公務員予備校(専門学校)の「これくらいの偏差値の高校出身者でもウチの予備校で受験準備したらこの辺まで行けますよ」という生徒募集販促宣伝用の資料ですね。 地方中級公務員 50~54 通常,公務員予備校は学歴にならないので地方中級公務員の受験資格はありません。が,公務員受験課程を持つ専修学校高等課程には中級職学歴制限をクリアできるところがあります。偏差値50の高校で平均評定3.8程度の成績であれば中級職応募学歴が得られる専修学校高等課程2年の勉強で地方中級合格の可能性はあります。しかし,地方中級公務員を採用する自治体は少数です。 実際問題として,この偏差値レベルの高校出身者は在学中の受験準備だけで国家や地方の高卒一般職に現役合格できますので公務員志望者は公務員予備校には行きませんし学歴による高待遇狙いなら大学に進学します。 国家公務員一般職(高卒程度) 40~49 妥当な偏差値です。偏差値45の高校出身者で平均評定3,2程度の学力があれば1年間の受験準備で合格できます。 海上保安大学校 40~49 海上保安大学校は大学入試レベルの学科試験がありますので公務員予備校での受験準備では対応できません。 ちなみに海上保安大学校の入試偏差値は60ぐらいです。 地方初級公務員 30~39 偏差値30台の高校出身者は基礎学力が欠如していますので2年間受験準備しても合格は困難です。 かろうじて,偏差値39の高校出身者で成績上位で真面目な生徒ならば合格の可能性はあります。 警察官・消防士・自衛隊(高卒程度) ~30 ~30は最底辺の高校ですね。基礎学力は著しく不足していますので公務員予備校の受験講座/過去問演習について行けません。途中で挫折します。 入学金・授業料を払ってくれて途中で来なくなるので予備校にとっては「イイ生徒」です。 このレベルの高校で生徒/保護者から公務員予備校→公務員への進路希望があったら阻止はしませんが公務員試験の実態を説明し過去問をやらせて再考を促します。だいたい,過去問をやると自分は予備校の公務員受験勉強に耐えられない,やっても合格は無理と悟って進路希望を変更します。 ただし,遊び目的で公務員予備校を希望する生徒は方針を変えず入学して2年間遊びますね。
自分の主観だけで作る偏差値資料なら、どんなでたらめな資料でも作れます。
その記事が「どのような母集団で偏差値を出しているか」で、妥当か否かの判断が分かれると思います。 しかし…まぁ、例えば地方初級・事務系職種の試験で「その試験の合格者について、偏差値を算定できる各種数値」を公表している地方公共団体なんて、見たことがありません。 まして、例えば同じA市の「消防士・地方初級事務」という2つの試験を比べた時に、偏差値の差が把握できるようなデータを公表している団体も知りません。 どちらも知らないことは「私の知識不足が原因」って可能性はあります。 ただ、普通は「そうした情報には触れられない」ですし… それらを総合的に把握できる「かもしれない」のは公務員予備校等ですが、そうした情報を漏らすとは思えませんので… 記事的には「たいした根拠もなくイメージで書いただけ」なのかな~と思います。 なお、公務員専門学校は「そこに通えば合格できるイメージ」で生徒を集める業態です。 このため、普通は「合格実績が良好である」と認識させる公表方法をとります。 しかし、中には「ごまかし」が少なく、結構な精度で検証ができる公務員専門学校もあります。 そうした「検証しやすい公務員専門学校」について、経年的に「合格者の出身高校偏差値」を調べていますが… A専門学校から地方初級(高卒程度)の事務系職種に筆記合格(61名)している生徒の出身高校の偏差値は、2022年度で最高66・最低38・平均51.48・中央値51・最頻値55でした。 また、B専門学校(66名)では、最高70・最低38・平均53.87・中央値52・最頻値51でした。 ※高校偏差値は「みんなの高校情報」で確認できる高校のみ、尚且つ学科により複数の偏差値がある場合は高い方を採用しています。 結果として…A専門学校とB専門学校は地域的に離れたところにありますが、概ね似た結果になっていますので… 「このくらいの高校の生徒が、半年~1年半程度の対策で筆記合格している」のを「全国的な標準」と考えて良いように思います。 …で、偏差値38の高校からでも「対策次第で合格できる」と言えますから… 「かなりの進学校の成績上位者でなければ見込みはありません」みたいな「極端に高い偏差値が必要なわけでもない」旨は確認できます。 しかし、平均で50超ですし、そこから試験対策をしていると考えると… ご質問中の「地方初級公務員 30~39」が「仮に高校偏差値の意味」だとすれば「低く表現しすぎ」だと感じます。 まして、筆記合格後の面接等は30%程度しか合格しないので… 仮に、その合格難易度も表現するならば、地方初級・事務系職種の合格は「偏差値60程度の価値がある」と感じます(…もちろん、合格者が偏差値60の大学に合格できるとの意味ではありませんが)。
警察消防はお勉強とは違う資質が必要なのも事実ですからね。 自衛隊は大昔から「ヤクザになるか自衛隊に入るか」といわれるくらい、「どうしようもない人のために用意された社会の最後の受け皿」となってきました。 つまり、「ピンキリだけど平均するとまぁそんなもんかな」って感じです。
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