解決済み
JAの準組合員になるメリットはありますか?(今年から農地を借りて、農業を勉強しています) 今年から体験農園にて、野菜を年間30品目育て始めています。私が自動車免許の無い50代独身女性ですが、野菜を育てることが段々楽しくなっていて、初夏の現在、仕事も忙しいのですが、毎日1時間程は畑にいます。 理想としては、いずれは兼業とか、月に小遣い程度でいいので、野菜販売をしていきたいと思っています(今、近眼でもありますし、今から自動車免許は考えていませんが、必要が有れば原付か特殊免許は取ろうかと考えています)。 それで、JAの準組合員という存在を最近知りました。 調べた所によると、誰でも出資金さえ払えばなれるとのことです。 私のように、農家ではないけど、準組合員になっている方がいらっしゃるのでしたら、どのようなメリットが有るのか、準組合員になった現在のご感想などを教えて欲しいです。 宜しくお願い致します。
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農業に関してのメリットは各地の農協により違ってくるかと。農協から受けられる恩恵というのはあくまでも組合員になった人の技量次第なので準組合員程度の誰でもなれる立場だと、あまり専門的な事にはついていけない事も多く(農業高校や農業大学で学んで基礎知識があるわけではないので)農協も一応は商売ですから組合員の扱いは技量次第になってしまいます。メリットとしては一応農業資材の割安購入くらいは可能でしょうが、配達の方までは望めないかもしれず農協の資材店舗へ車に乗り自分で買いに行く事に(なので軽トラは必要)。でも、これって一般客でも割引で販売してくれるんです。現に農家ではない私も利用してます。なので実質メリットとも言えず。 まずは地元の農協に問い合わせ、地元農協には「農業に関して素人に近くても本当に準組合員になれるのか」「農業に関してはどこまで農協からの農業経営知識や(←ここ大事)農業技術援助が受けられるか」や、他に受けられるサービスなども詳しく聞いてから判断すべきです。でも質問者様が希望する程度の農業収入金額からするとあまり期待されず「ただ農協に一応在籍している形」でしかない場合も・・・。親が農家をしていたのを自分だけでは扱えなくなり他業種の子が手伝ってか引き継いで、休日を利用しての農作業が可能な「兼業農家」辺りならもし最初は準組合員でも、定年後には農家の方へ転業し正組合員になるでしょうから「意欲アリ」とみなして農業系の方でのメリットがいろいろとあるとは思いますが・・・。 この場合、まあ簡単に言えば「スポーツの試合での補欠」みたいなものですね。技量があれば試合に出られる機会が得られるかもしれない。 農協も一種の経営団体ですから本組合員だと技術が劣って来た時の扱いがシビアなところも多いです。農業経営が下手な農家は強制的に離農させられ、農協の青果物場へ作業員として配置されたり、地元の他業の就職あっせんを受けて地域の施設の管理人や警備員などしてます。そのまま農家を続けていると破綻が見えて来る農家は無理に続けさせません。突然夜逃げでもされれば農協への借金を踏み倒され農協の大きな損失になりますので。 高齢者など、以前ほどの規模での規模栽培は難しいが農協から離脱したくない(農協側からはやめられたくない)場合準組合員に変わる事が結構あり、私の義父も高齢化に伴い準組合員へ。正組合員でない分農協からの縛りが無く農協に収める野菜の収穫は減り、自分の作りたい野菜が自由に作れ市場に直接売り込んだり、農協以外の経営の野菜直売所への持ち込みも堂々と出来る様になって(正組合員は他所の野菜直売所に野菜を出すと農協に嫌な顔をされるので大抵奥さん名義で販売)日本でのジャガイモ流通の端境期を狙った早獲りなど栽培の工夫や、北海道の当地ではほぼ栽培が無く市場で高価で引き取ってくれる小松菜の栽培などで、農協に頼らなくてもそこそこの収入は得られていました。 農協の正組合員だと農家は自分で作りたいものを自由に作れません。農協が経営に深くかかわるので、その農家の得意とするものや農業経験その畑の土質など考え、ほぼ農協側から作る野菜を指定してきます。時には外部と提携して、私の方の親戚は栄養ドリンクの原料のホワイトアスパラガスの生産と、某ポテトチップスメーカーのチップス用ジャガイモ専用品種の契約栽培を地元農協経由で行ってました。畑の作付け規模が小さくあくまでも経験を買われての農家への依頼の様で、当時農協から依頼されての作付けは無く長年続けていて一番評判の良いナガイモ生産がメイン。その前だと農協から苗を配布されキャベツを栽培し全て農協に収めてましたが、契約栽培の頃は既に高齢でしたし当時の耕作規模を考えると農業経験と畑の土質と技術を買われての依頼らしく(親戚は土壌環境の保持が得意分野でした)大きな畑は他所に貸していたので農作業の規模から推測すると、もしかすると私の親戚も既に準組合員だったのかも。 正組合員の栽培野菜は農協から栽培種類を指定します。農家側は自家消費野菜以外の農協抜きでの栽培出荷はほぼありません。苗の状態で農協から提供配布され農家は種子蒔き育苗の手間が省け、農協がほとんどの野菜の栽培スケジュールも立ててくれて他の野菜も効率よく栽培出来ます。 指定の野菜の指定の品種を指定の植え付け時期に栽培しはじめ、作物によっては収穫(農協受け入れ)スケジュールを決める農協の青果物職員が畑の野菜の状態を見に来て農協の選果場へ受け入れる為の収穫日を決めます(昔家族が農協に勤めていてこの部署にいました)。日本の農家では高齢者でない限り、農協の組合員になっている農家はほぼ農業高校や農業大学で技術や経営も学んでおり、農協にとっては優良なパートナーです。高齢者でもちゃんとした後継者が居て経験豊富で年齢の割にしっかり働けるのなら正組合員は続けていられます。 なので、準組合員の方は高齢者でも農協にとって何らかのメリットが得られるので在籍を勧めた小規模農家や(繁忙期に他所の農家へ派遣する要員も兼ねて)兼業農家とかが多くなります。 就農目的で農業経験のない人が農業的なメリットを求めての準組合員になるという事は、少なくとも当地の農協ではほぼありません。就農目的でちゃんと本気でプロの農家になりたいなら最初は準組合員で(仮採用の様なもの)農協が離農する農家の土地の借り入れをあっせんし、その離農する農家や農業経験豊富な高齢者を指導役に紹介する事はありますが・・・。 農業の目的が兼業農家の収穫量にも満たず、こずかい程度の収入規模の場合は、例え準組合員であっても一般でも加入に関係なく利用できるサービス(農協の貯金口座の開設・保険・冠婚葬祭サービス・農協が企画する旅行ツアー・農業資材の割引販売)くらいは利用できても、農業関係の主に正組合員が参加する勉強会・プロを招いての講習会や視察旅行までの参加は正組合員の中に空きがあれば準組合員も参加できるかは農協ごとに違いがあります。農協の経営状態によっては、逆に準組合員になりたいのなら農協の金融口座の開設を条件にされると思います。これが「誰でもなれる」と言う事です。 農協に関係ない一般客の誰でも割安で買える農協の資材店舗の農業資材にしても(農協によっては一般への販売が無い所もあるかも)一般への販売が出来ると言うのは農協が正組合員の為に早いうちから大量発注し、正組合員が農協から大量購入した後の残り物ですから希望の物が必ず購入できるとは限らないので必要なものが何でも割安で購入できるわけでもなく、準組合員で農協への資材注文も当地農協では資材の注文数が少ないなら配達がありません。義父は主に農資材は春早くに隣町の個人経営の農資材屋さんへ注文し配達して貰ってました。準組合員の様な小規模農家の場合基本注文数が少ないので配達まではせず、買うなら資材店舗へ取りにいくしかありません。 基本準組合員というのは、「一応農協に在籍している程度」と考えておくのが良いかと・・・。各地農協によっては経営が厳しく職員でさえ人員整理したり規模縮小している所が多いです。これはインターネットで何でもできる様に成り自分のところで好きなものを好きなように作って好きに販売したい人という人が増えて基本最初から農協に加入せず、個人で販売するので。農協に加入すれば自分の作りたいものもある程度の規模で作るのは、農家の働き手が少ないとほぼ無理です。 野菜農家ではなく酪農での話ですが、昔は酪農も農協に加入していましたが近年は加入せず個人経営で、作業の多くを機械化しコンピューターで牛管理し管理者やオペレーターとして外国人研修生を雇って販売先に直接出荷している所も多く、農業もおそらくこれからこの個人経営方式が多くなっていくでしょう。 農協側からすれば農業経験の乏しい人を準組合員と認めるのは「農協のサービスを優先的に使ってもらい、金融にお金を貯蓄してくれる人」とも言えます。これが「誰でもなれる」理由。 準組合員になると農協によってはある程度の「縛り」が存在するとも言え、それを望まないのなら、わざわざ加入するまでもなく農業資材が安く買いたいなら自分で車に乗って買いに行けばよく、自分で運びたくないのであれば個人経営の農資材屋で、一般客にも割引価格で販売してくれ配達してくれる店に行けば良いのです。自由度を求めるなら農協に縛られずおこずかい程度の収入を得る収穫規模ならフリマサイトで売ったり、野菜直売所や道の駅に置かせてもらえるように契約出来るのならその方が手間もありません。 あくまでも準組合員になるかどうかは個人の判断によりますが、義父が農協の準組合員だったというのは急死してしまいいろいろと書類の整理をしていて見つけ初めて知った事。別居家族へは農協はやめたと言っていて市場へ自分で収穫物を売りに行くだけで、農協との付き合いは一般客でも可能な貯蓄や保険と、あと長年正組合員で加入していたからか農資材の予約とりまとめの名簿に死後何年も残っていて春早くにファックスで自動的に注文書が届いていた(義父の場合は配達込みだったらしい)くらいです。でも実際の注文控えなど実際利用していたとわかる物が残っていないのでほとんど利用していなかったようです。 おそらく農協側も完全にやめられてしまうと農協にある口座の貯蓄や保険も他所に変えられたりで完全に離別されては困るので準組合員になる事を勧められ変更。でも義父にとってはそこまでしても農協から得られるメリットが感じられず(義父自信は就農前歴史の古い店での優秀な「番頭」だったそうで商人目線で考えいろいろ行動していた人)利用していなかったのでしょう。
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関係者です。 農協の組合員についてですが、生協などと同様に組合員が組織を運営すること、また、組織の事業は組合員のためであること。このように規定されています 正組合員は組織の運営に参加できる資格であり、農協法などの規定により原則として農業生産をしている者や作業に携わっている家族という規定があります。 質問者様の場合には、農産物を販売しているのであれば正組合員になる要件を満たしているかもしれません。詳細はそれぞれの農協の規定に従います。 ご質問の準組合員ですが、これは農協の事業を利用して農協運営に参加するサービスエリア内の住人なら誰でもなれます。(未成年はダメ) Aコープで買い物をする、貯金口座を開く、JA共済を利用をするなどです。 だだ、準組合員ではなくてもこれらのサービスは受けられます。 「いずれは兼業とか、月に小遣い程度でいいので、野菜販売をしていきたいと思っています」 一般の方は知らないと思いますけれど、販売する農産物について法律によって様々な決まりごとがあります。安全管理や栽培履歴の厳格化が重要です。 これらを怠ると、食べた人の健康を害すなど重大な犯罪行為となります。 こういった情報を管理し組合員に指導しているのが農協です。 この様な情報提供を受けるのなら組合員とるべきでしょう。 何が得になるの? そうではなくて、販売農産物と家庭菜園の根本的違いは農協などの一員として学びルールを知り守るかどうかだと言えるでしょう。 農産物生産に関係ない人も準組合員になれます。 食糧生産は命の根源です、それにたずさわる団体を応援する意味で出資をする方もいます。また、定期貯金よりはるかに多い配当があるので多額の出資金を預ける方もいます。 考え方は様々で自由です。 先の長文の回答の中に気になる部分がありましたので、回答させていただきます。
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正組合員ですが特にメリットは感じていません。 出資金の他に2000円の年会費を払っていますが引き落とされた翌月に出資金の運用利益分配金として1700円が振り込まれるので年会費は無いような物です。 唯一優遇されているかも? と思うのはJAのガソリンスタンドに携行缶でガソリンを買いに行くと組合員は名前を書くだけで住所と電話番号は書かなくて良い事ぐらいです。 もしかしたら火災・家財保険や自賠責保険が少し安くなっているかも知れませんが微々たる物だと思います。 あと肥料や農機具の購入/修理費用を米や野菜の出荷が終わった年末に無利子で一括払い引き落としする制度を利用する事もできますが一部のホームセンターでも同じような制度が有るので特出するような内容でも有りません。 準組合員なら総代になる事は無いですし変な役を押し付けられる事も無いので加入しても損は無いような気がします。
>JAの準組合員になるメリットはありますか?(今年から農地を借りて、農業を勉強しています) はい、メリットはあります。→お葬式を農協系の催事場で行うと、会員割引を受けられます(準会員もOKです)。
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