解決済み
仕事における優秀さについて。社会人3年目、24歳の市役所職員(土木職)です。昨年度、30代序盤の先輩(土木職)が退職してとある政令指定都市に転職しました。その政令市は政令市の中でも人口が上位に入る場所です。 その先輩は、大体の職員がのらりくらりな対応や何らかの理由付けをして断ろうとする住民からの無理難題な要望(出来るけど法令や要綱の確認と整理、職場内での調整が必要で非常に手間が掛かる)を実現させたり、皆んなが良くない、変えるべきとは思っていても、前例踏襲主義で手を出さない、触れない事について手をつけて変えようとする人でした。凄く優しくて接しやすく、一級土木施工管理技士、宅建士、技術士補の資格を持っているため、人柄や技術•知識面では確かに優秀だったかもしれません。 ですが、その先輩は口下手で要領が良い訳でもなく、空回りも多く、苦労も絶えませんでした。心配性で上下関係や部署問わず周りを頼ることも多く、後輩の私としては頼りになるというより、助けてあげたい、強力してあげたいと思う事が多く、やる気はあるけど、優秀、よく言う「デキる人」という風には感じていませんでした。 しかし、他の先輩や上司は、先輩について「優秀だったからな。いつか辞めると思ったけどやっぱりか。」と言っていて、その先輩が他の普通の市役所ではなく、人口上位の政令市へ転職出来たのも驚きました。 まだ社会経験が浅い私がわからないだけで、やはりその先輩は優秀な方だったのでしょうか?仕事における優秀とは何でしょうか?優秀とは人それぞれ見方が違うのでしょうか? 職場の人には中々聞けず‥。 若輩ものの私に教えて下さい。よろしくお願いします。
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優秀といのは立場や状況にも寄るし、見方一つで変わるため一概には言えません。 見方を変えましょう。 言われたことだけ、与えられたことだけをやるということは成功も失敗もしないということです。そして、やれるけどやらないのはその方が楽だからです。 私には、その先輩は本来は要領は悪くないけど、前例のないこと(他の職員がやらない、やりたがらないこと)をやるから空回りをし、失敗もし、上手くいかない事もあり、他の人の助けも必要になって、貴方からは要領が悪く見えたのだと思います。その先輩が多数の職員と同じように言われたこと、与えられたことだけを無難にやる人だったらどうでしょうか?失敗も空回りもしない、周りの手も煩わせない。少し口下手だけど年齢相応にコツコツ業務をこなしつつ、知識・技術もある優秀な人に見えたかもしれませんし、実現をして貰った市民からすればその先輩は優秀な職員に見えているはずです。 他の先輩と上司はそのあたりを理解しているから優秀だと認めているし、自分達が出来ないことをやろうと頑張っているから貴方も周りも助けてあげたのではないのでしょうか。
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「仕事」というのは「問題発生」と「問題解決」の連続であることを理解したうえで、 「優秀」にはきちんとした定義があります。 それは「8つのコンピテンシー」というものです。 「優秀」の定義が人それぞれという方がいますが、それは本質をわかっていません。 【8つのコンピテンシー】 ①専門知識 ②問題解決能力 ③コミュニケーション力 ④リーダーシップ ⑤マネジメント ⑥倫理 ⑦自己評価 そして ⑧継続研鑽 です。 ①専門知識 言うまでもなく業務に関する専門知識です。問題が起こる前に知識として備わっているかどうかは、その後を大きく左右します。 ②問題解決能力 問題というのは「工事」のような短期的なプロジェクトで発生する問題だけではなく、 人口減少にともなう技術継承やICT、災害対応やインフラ維持管理など 「業務改善」のような中長期に渡る、組織や業界にはびこる「問題」も含む話です。 それらに対し、専門的な知識をもって解決できる能力です。 ③コミュニケーション力 専門家同士だと「確実」に、素人相手だと「わかりやすく」伝える能力です。 素人ほど専門用語を使いたくなる姿を想像すればおわかりだと思います。 あと、文章を書く能力(日本語を正しく使う能力)や、相手の求めていることの本質を理解する能力もこのコミュニケーションに含みます。 ④リーダーシップ この解釈を一番間違えがちなのですが、「俺についてこい」的なリーダーシップではないです。 例えば、AさんとBさんの意見が対立していたら、その間に立って「まぁまぁ、こんなアイデアもありますが、どうですか」というように 折衷案を示して、統制していくような能力です。 ⑤マネジメント リーダーシップが「統制」なら、マネジメントは「調整」です。 限られたカネ、ヒト、モノ、方法、情報(リソース)を駆使して、問題解決していく能力です。 幅広い知識とそれをリアルに活かす能力、発想の転換などが求められます。 ⑥倫理 これを、一番見落としがちですが、大事な能力です。 法律や規則、条例に反する問題が発生した時、 「ま、わからんからいっか」という人と「いやいや、これはルール違反だからちゃんとしないといかん」という人がいると思いますが、その後者になれるかどうかです。 簡単なようですが、判断基準(公益確保、信用失墜行為の禁止、守秘義務など)を知らない、 もしくは倫理ゲームなどのようなフレームワークを知らないと、往々にして前者に陥りがちです。 ⑦自己評価 ①〜⑥のコンピテンシーを利用しても、実は「これ」といった決まった「正解」というものは無い場合がほとんどで、とりあえず情報収集して、それっぽい意思決定をする場合がほとんどです。 それを理解した上で、「あの時のあの対応は良かったのか」「今だともっといい方法があるのではないか」と やりっぱなしではなく、自己評価して、より良い改善を図る能力です。 ⑧継続研鑽 そして最後に継続研鑽です。現状に甘んじることなく、「これでいいのだろうか」「もっと知識を身に着け、正しいことができるようになりたい」「他の世界も知りたい」などのような自己実現欲求のフェーズにいる人々のことです。 多くの人はその手前の「承認欲求」のフェーズにいます。 多くを語りましたがそういった感じです。そしてこれらを実現するために必要な内面的な資質(性格)は 「真摯さ」 「ユーモア」 「思いやり」 です。これさえあれば①〜⑧は望まなくとも自ら欲することになりますし、自ずとやってたりします。 ただ、それを「意識して」やってるか「無意識のうちにやってるか」この2者には大きな隔たりがあります。 以上そんな感じです。 もしあなたがこの機に本気でそういった能力を身に着けたかったら、手っ取り早い方法があります。 それは「技術士」を取ることです。なぜなら私が市役所公務員(土木)の技術士であり、資格取得を経る過程でそういった能力を身につけることができたからです。 楽しいですよ、技術士。
人をうまく使っていたのだろうとおもいますよ。人柄も良かったのだと思います。技術力はもちろん十分あるので、あとは調整関連で苦労していたのだろうと思います。組織の調整はなかなか大変で、あなたも助け船を出せたくらいですから、その面は難航していたのでしょうが、結局は実現したわけですから大したものだと思います。全体を見渡して手を打てていたのでしょう。 プロジェクトマネージャーとしても、寡黙ながら優秀だったのだと思います。 仕事の優秀さというのは、 ・関係者を把握して巻き込む力、 ・調整力、 ・課題管理力、問題を引き出す力 ・専門知識や実績、資格 ・仕事に対する真摯さ です。
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