その転勤となった運転士の年代や運転に対する考え方によるでしょうね。 例えば、年代に関係なく、特急の運転士に憧れて高速でバリバリ運転したい人とか、山手線や京浜東北線などの都市路線が好きという人、また都会住みがいいと思っている人であれば、左遷されたと感じるでしょう。 これに対して、東北や新潟など、地方のエリア職採用者の中には、首都圏の乗務員区所に勤務している運転士も多くいます。 こういった人は、故郷に帰りたいとか、都会の環境に疲れたなどの理由から、地元の地方路線に転勤希望を出している現実があるため、その地方に転勤となればホッとした気分になり、心機一転してより運転に力が入ると思います。 また、地方路線に転勤となると、首都圏で支給されていた地域給が無くなり、収入が減ると一般からは思われがちですが、実は地方路線にはワンマン列車が多く運転されており、そのワンマン手当てが都市手当を大きく上回るのです。 このため、運転に気を遣わなくて済む地方路線に転勤しても、収入が減らずに逆に増えるという実態を、JRの運転士は判っているので、喜ぶ人が多いのも現実です。 しかし、私自身JRの乗務員区所で長年管理者をしてきましたが、やはり転勤させるとなると、自分の事より神経が磨り減るものです。
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まず、企業内の「要員需給」的に云うと、ローカル路線の方が、人が余りぎみであり、都心部こそ要員が多く必要というのが、鉄道会社の実態です。 ですから、地方から都心への異動は多くありますが、その逆は、稀なのです」。 現実は、23区内に勤務している運転士など鉄道の現業係員の大半は、地元を離れた社宅住まいか、市部や他県から通勤している人なわけです。 ちなみに、去年、23区内で販売されたマンション価格は平均1億を越えました。 こんな物件を買えるのは、たとえ一部上場企業に勤めていても、商社・証券・金融関係などの高収入の業種の人、エリートかパワーカップルくらいで、鉄道会社の現業職のような、エッセンシャルワーカーの給料ではとても買えません。 そんなわけで、都心に勤めている鉄道係員も、ますます他県からの通勤者が増えそうな雲行きです。 そんな中でも、特に遠距離通勤になっている人は、よく地元の区所(乗務員基地)への転勤を願い出ているケースが多いわけです。 ですから、その望みがかなって、地元の職場(ローカル線)に異動できた人は、ラッキーで、むしろ羨ましがられるほどです。 部内の印象的には「左遷」の真逆ですw 私は首都圏には縁がなく、JR西日本の元運転士ですが、社内の事情は似たようなものがあります。 世間体としては、京阪神の「アーバン線区」を担当する運転士が「花形」的にも見られているようですが、そうした職場でも、実際の社内の要員需給としては、滋賀県、奈良県、和歌山県や兵庫県西部などから通勤している人や、遠隔地の出身で社宅住まいの同僚が多く居ました。 とある同僚は、地元帰りたさゆえに、まず、電気車(電車・電気機関車)とは別の免許である、内燃車(ディーゼルカー等)の免許を取り、それを足掛かりにして「里帰り」を果たしました。 もちろん、いまどきディーゼルカー(気動車…いわゆる汽車)ばかりが走っている路線なんて、ローカルもいいところです。 つまり、地方では運転士の需要が少ないので、そんな職場の「席」が空くチャンスも少なくて、そこに行けたわけですから、とてもラッキーなのでした。 会って話をすると、低い速度でオフ(惰行)して、のろのろ転がる列車の運転を、楽しそうに語っていました。 ちなみに私は、若い頃こそ、秒キザミのダイヤで多くの人を運ぶ仕事にやりがいを感じていましたが、やがて身体的限界を感じるのも早く、40代で乗務員を降りて、車両技術係員(いわゆる整備士)への異動を願い出たものです。 世間では、TV局、特に地上波は、しょうもない番組ばかり制作して、特にドラマは、殆どがしょうもなくて韓国の足元にも及びません。 そんなドラマでは、未だに、サラリーマンの転勤に対して「地方に飛ばされる」人が負け組みたいに描いていますが、そんな東京中心思考がおかしいのです。 たぶん、キー局に権力?が集中するTV局の発想では、地方に飛ばされる=左遷ということになり、ドラマでもそういう風に、地方蔑視的に描くのでしょう。 なんか、マスメディアって、むしろ時流よりも遅れているのでしょうね。 なんか、一般の産業界よりも未だパワハラが多そうでコンプライアンス意識も低そうに見えますが。 これだから放送事故も一向に減らないのでしょうね。 でも、今は東京一極集中で、全国の各県から来た人で東京が溢れかえっていますが、地元に帰れるチャンスを得た人こそ、寧ろラッキーと思いませんか? なお、JRのような全国ネットの企業では、勤務地の物価等も踏まえて、都市部に勤務する人は、給料に「都市手当」が加算されます。 特に東京は「特A地」なので、給料自体は東京で働いている方が多いのは事実です。 で、地方に異動になると、都市手当は無くなるので、給料は減ります。 でも、基本給は変わりません。 それに何より、地方は物価も居住費も安いので、JRで同じ運転士をしていても、地方で勤務している方が、何気に豊かですよ。 もちろん、50代、60代でも、大都市圏の主要線区や新幹線の運転士として現役バリバリの人も居ますが、そんな事が出来るのは体力や健康面にも恵まれた人に限られます。 アグレッシブに生きるなら、とっとと試験を受けて、係長などのリーダー職になったり、ノンビリ生きたいのであれば、運転士を降りるか、地方への異動を願い出るか、という選択肢に向かうのが、自然なのです。 そして、地方への異動こそが、実は最も狭き門なのです。
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そうでもないと思います。地方の場合、ユニークな列車も多いので。 そもそも路線によって運転する感覚は全然違うのであまり転勤というのはないと思います。
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