日本語教師に新卒で入りたい25卒の者です。 大学で日本語教員養成課程を取り、資格を得ています。(副専攻です) 202…

Question

日本語教師に新卒で入りたい25卒の者です。

大学で日本語教員養成課程を取り、資格を得ています。(副専攻です)

2024．25年あたりに国家資格化するそうですが、待遇やお給料は民間企業なみのものなのでしょうか。

非常勤は論外ですが、大手学校の専任なら食っていけると教授から言われました。大学にも専任の求人が来ています。

現在メーカー一筋で就活を進めているのですが、転勤なしが絶対条件であるため厳しいこと、やっぱり正直になると日本語教師になりたいという思いで葛藤しています。

自分を偽って全国転勤の営業で働きますと自己欺瞞するばかり自分がわからなくなり涙が止まりません。

まずは普通の企業について、どこかのタイミングがあれば日本語教師に転職しようかと考えています。

アドバイスや現職者のかたいらっしゃいましたら現状などお聞きしたいです。

Answer 1

日本語教師として働きたい、ということが自分の中でとても大きいのならば、日本語教師になった方がいいと思います。

どの分野のメーカーか分かりませんが、メーカーは基本転勤がつきものだし出張もザラにあります。

あなたがこの先メーカーに就職しても日本語教師で就職しても必ず仕事上なにかで悩み、苦しみ、もがく事があるはずです。
その時メーカーに勤めていた場合、気持ちのどこかで「自分はこんなことしたいんじゃない」と思うことがあると思います。
それが自分が志した日本語教師であれば、歯を食いしばって立ち上がれるのではないでしょうか。
若いうちはどうしても将来のことを考えて「お金」に囚われますよね。
お金は確かに大事です。
でも自分がやりたいことを見つけられる人は実は中々いないんです。
やりたいことをやれず、嫌なことを強いられる（例えば転勤など）のは、少しずつ体を蝕んでいきます。

あとから日本語教師になる選択肢ももちろんあるでしょう。

ただ、それこそ最初から日本語教師になってる人は強いのではないでしょうか？

メーカーでキャリアを築き、例えば年収600万〜800万になったとしましょう。
色々耐えました。でも今もしんどい。やっぱり日本語教師になりたい。

そんな時、日本語教師になれるとして、条件提示が350万円だとしたらどうでしょうか？
キャリアを捨てられますか？

どんな道を選んでも「間違ってた」なんてことはありません。

ただ、やりたいことがあるのであれば、やりたいことをやった方がいいと思います。
その気持ちは全ての原動力となると思うから。

Answer 2

平均ではなく、中央値の年収は以下のとおりです。

常勤講師 中央値 251万円～300万円 36.6％
非常勤講師 中央値 51万円～100万円 47.8％
https://japanese-bank.com/work-tips/japanese-teacher-salary/

国内の雇用は非常勤講師が圧倒的に多いです。ですが、恐ろしく安いです。
オンラインで講師をやったほうが遥かにマシなくらい安い、というのが現状です。

引用アンケート結果では大学や大学院で教えた場合、専任500万円となっています。ですが、少なくとも日本語学科卒か大学院で修士であることが大前提となります。

使い捨ての業界なので、将来性も低くキャリアパスもないことをご留意ください。厳しいです。

Answer 3

焦らない焦らない。
思い詰めない思い詰めない。
人生は長いんです。

私は、
新卒で日本語学校の教員になるのは、おススメしません。
おススメしない理由は、二つあります。

一つ目は、
日本語学校の業界自体が、不透明なこと。
日本語学校の経営は、外国人就学生の数に左右されます。
「日本で学びたい！」「日本で働きたい！」という
外国人がたくさんいなければ、経営は成り立ちません。
しかし、今、日本経済は他国に比べ活力がありません。
円安が続き、
日本で働きたい外国人はどんどん減っています。
私は、これから先、多くの日本語学校が
倒産や閉鎖の憂き目に遭うのではないかと、思っています。

二つ目の理由は、
日本語学校の教員には、
社会人として働いた経験が不可欠だと思うからです。
さまざまなビジネスの場面を実体験し、
ビジネスマナーや用語を体得し、
日本の企業文化を肌感覚で知っている人じゃないと、
教員として信頼できないと、私は思います。

では、あなたの文章に、コメントしていきましょう。

＞待遇やお給料は民間企業なみのものなのでしょうか。
→それは、
日本語学校経営というビジネスが、どれくらい儲かるかによって、
大きく変わってくると思います。
充分な学生数を確保できなければ、
教員の給料が下がるのは、目に見えていますよね。
その一方、
充分な学生数を確保しているとしても、
学生に母国で借金を背負わせて学生集めをしているような
利益優先の日本語学校だって存在します。
日本語学校の経営って、闇の部分も大きいんです。

＞大手学校の専任なら食っていけると教授から言われました。大学にも専任の求人が来ています。
→私は、
大学に求人を出すような日本語学校は信用しません。
日本語学校の教員には、上で書いたとおり、
「社会人としての経験」が絶対的に必要だと考えるからです。

＞現在メーカー一筋で就活を進めているのですが、転勤なしが絶対条件であるため厳しいこと、
→「転勤なし」という条件で就活しているの？
なぜ？
あなたが将来日本語学校の教員になるつもりなら、
メーカーで転勤を経験しておくことは、
絶対に役に立つと思います。
なぜかというと、
日本語学校で日本語を覚えた外国人の働き口は、
地方の工場が多いからです。
日本語を覚えた外国人がどんなところで働いているのか、
彼らにはどんな日本語を身につけさせるのがいいのか、
あなたはもっと考えを巡らせてみるべきだと思います。

＞やっぱり正直になると日本語教師になりたいという思いで葛藤しています。
→将来、優れた日本語教師になるために、
今はメーカーに就職すべきじゃありませんか？
もっと長期的視野でモノを見るべきだと思います。

＞自分を偽って全国転勤の営業で働きますと自己欺瞞するばかり自分がわからなくなり涙が止まりません。
→失礼ながら、的外れの涙やねえ…
どうして自己欺瞞なの？
全国転勤をすると、全国各地で外国人がどのように働いているのか、
自分の目で確かめることができるんですよ。

＞まずは普通の企業について、どこかのタイミングがあれば日本語教師に転職しようかと考えています。
→はい。それが一番です。
「10年間メーカーで経験を積む」という風に、
自分で人生計画を立てるといいと思います。
実際に転職をする頃には、
日本語学校業界の姿について、
今よりも冷静に判断できるようになっていると思います。