漢検のHPには、「調査・データ」の一つとして「年度・回ごとの級別志願者・合格者数結果」を公表しています。 最新の公表データは、2023年第1回分で、準2級の合格率は、33.4%となっています。合格者の平均点は、ここでは公表されていません。 https://www.kanken.or.jp/kanken/investigation/result/2023_1.html#anc01 [平均点] 漢検が発行している漢検過去問題集には、特定試験回のデータが掲載されています。それによれば、合格者の平均点は、159.1点でした。 なお、漢検問題集には、設問分野ごとの合格者の得点率と全体平均の得点率がダイヤグラムで示されています。(画像) [合格点] 準2級の合格点は、140点です。推定になりますが、2級と異なり合格点の操作は行っていないようです。 勉強するに当たって、なにがいちばんたいせつでしょうか。 既に確認済みであれば、ごめんなさい。勉強を開始する前に、まず、漢検が公開している採点基準の確認が大切です。知恵袋の質問を見てみますと、ここを読んでいない方が結構いるようです。 とくに注意が必要なのは、部首と解答漢字の字形です。 [部首] 部首は、『漢検要覧 2~10級対応』(公益財団法人 日本漢字能力検定協会発行)収録の「部首一覧表と部首別の常用漢字」による。 常用漢字の中にある新字体は、旧字体での部首が無くなっている漢字、変形している漢字が多くあります。こういった漢字の部首分類は、辞典によって異なっています。そこで、部首問の正解は、「漢検要覧」によると、採点基準を明確にしているわけです。教科書の部首分類と漢検要覧の部首分類が異なっている漢字もありますが、「漢検要覧」の部首分類だけが正解となります。 もちろん、漢検用テキストも大丈夫です。 [解答漢字の字形] 漢検HPには、漢検の採点の基本的な考え方として、次が掲載されています。 その文字特有の骨組み(字体)が読み取れ、誰が見てもその字であることが判断できれば、漢字の細部のとめ、はね、はらいなどの書き方によって不正解とすることはありません。 https://www.kanken.or.jp/kanken/saiten/ 早い話、甘々の基準です。お手本となる「教科書体」の細部まで再現しようと、覚える必要はありません。ただし、「一画一画丁寧に書く」というポイントは押さえておいてください。 [各分野で大切なもの] 「読み」はできて当たり前です。画像で分かるように、全体平均の得点率(赤線)で、「読み」は80%を超えています(84.3%)。あまり勉強しなくても、できるということです。 各分野で大切なものは、なんといっても「書き取り」だと思います。配点が50点と高いこと、また、これがしっかりしていないと、四字熟語、対義語・類義語、誤字訂正などで、解答の漢字が頭に浮かんでも、正解の漢字を正確に書くことができません。 画像では、「書き取り」の合格者の得点率(緑線)は80.9 %、全体平均の得点率(赤線)は66.6%です。画像では分かりませんが、不合格者だけに絞ると「書き取り」の得点率は62.7%です。不合格者の「読み」の得点率は80.5%と高く、不合格者は「書き取り」を苦手としていることが分かります。 私の持論は、漢検合格のポイントは「書き取り」を征することにあり。 名言かな。
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合格点は、7割以上ですから200点中140点です。平均点は、調べたところ120点〜140点のようですね。まあ、こちらは正直あまり参考になりませんが…。また、大切なのは基本的にどの分野も満遍なく対策する事です。特に、読み書きは漢字の基本なのでそれは当然押さえるとして、あとは知識系の部首と四字熟語にもある程度触れておくとより合格率が上がると思います。中でも、書きは配点が高いので対策は必須です。
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