なんで、運送会社は従業員に高い給料を支払う事ができるのですか？ トラックの運転手は給料高めですよね？ 会社が儲かって…

Question

なんで、運送会社は従業員に高い給料を支払う事ができるのですか？
トラックの運転手は給料高めですよね？
会社が儲かってるからですか？

Answer 1

求人ボックスによると
「トラック運転の仕事の平均年収は約397万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。」
とのことです。

額面だけで見てそういう傾向があるなら、長時間労働となるトラック運転手の給料を時給換算した場合には更にその傾向が強くなりますよね。
なので質問者様のおっしゃる「トラックの運転手は給料高い」および「運送会社は従業員に高い給料を支払っている」ことがそもそも論で否定出来るかと思います。

実際のところどうだ？って話しをすると…。
私の年収はボーナス込みで650万前後、これは私だからではなくトラック運転手だからの年収です。
つまり25歳だろうが50歳だろうが同じ会社で同じ仕事をすれば給料は同じです。
うちの会社では年齢に応じて基本給が少しだけ変わっていくので実際には後者の方がちょびっとだけ給料高いですけどね。
そしてDODAに掲載されている年齢別の平均年収を見ると20代男性は377万、50代男性は674万です。
つまり若い時なら世間一般と比べても給料は高い、しかし年齢と共に並になっていくことが分かるかと思います。
これはあくまで平均年収の1.5倍以上ある私の年収をベースに考えたらという話しなので一般的ではないと思われた方が良いかもしれません。
同じ会社の50代で中型を乗られている方は年収400万、それをベースに考えたら20代で並、そして加齢と共に世間一般から見て給料は低くなっていくのが分かるかと思います。

これで給料が高くないというのは分かって頂けたかと思いますので、次は運送会社がその給料を支払える仕組みについて。
すごく簡単に言えばタクシーで考えると分かりやすいかと思います。
お客さんを乗せて運賃を貰って、会社はその運賃から言い方は悪いですがいくらかピンハネして運転手にある程度を還元している仕組み。
運転手の給料はこの運賃による歩合が大半を占めているので、会社としてはピンハネする金額さえ間違わなければ基本的に損はしませんよね。
もちろん突然の事故による修理費支払いだったり燃料の高騰などで経費がかさんだ場合には損をすることが考えられますけどね。
なので会社が儲かっている儲かっていないは関係なく支払える仕組みになっているのです。