旧帝大の文学博士号を持つ、元高校教諭として、ひと言。まず教師一般について。そもそも仕事は、教師に限らず命がけで取り組むものであって、給料だけでは、その仕事は測れないとお考えいただきたい。中でも教師は、とくに給料では云々できないことは当然で、生徒に対する思い、その中でも愛情がないことにはとても務まらない。ただ私は、バカなのか何なのか、金銭的には食えたら(何とか生活できたら)いいじゃん……がクチ癖だったし、それは今でも変わらない。それでも、数ある仕事のうち、成長ただ中の生徒と、直接、毎日かかわることのできる仕事はほかにはなく、その生徒の人生の分岐点に立つ、重大な責任と、生徒とかかわることのできる、自分自身の嬉しさに、当時、身震いの連続だった。のみならず青春真っただ中の生徒は、男女を問わず、とりわけ美しい。その美と日々暮らすことのできる嬉しさと有り難さは、ものに例え難いと言うほかはない。それから、英語教師について。これは英語に限らないが、毎日が研鑽で、とくに英語は、母国語でないだけに毎日、原書を読まないことには始まらないし、読めば読むほど疑問も膨らむから不思議。いずれにせよ、余暇のすべては読書あるのみ。私の場合、英・国両方だったから、時間を区切って読むしかなく、休日の方が却って多忙だった記憶がある。教師たるもの、生徒の質問にはいつも備えなくてはいけない必要上、ひたすら読んで読んで読むばかりが、求められる日常かも知れない。だから今から、読書に没頭してください。若い人、ガンバッテ!!
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