海技士所有ならば有資格者海上保安官採用試験から海上保安官になることができます。採用試験に合格すると海上保安学校門司分校で6ヶ月初任訓練を受けた後に現場配属になります。 ただし,海保は海技士免許を持っていても...たとえ1級海技士でも...士官(職員)にはなれませんので科員(部員)の職務に従事することになります。 海上保安官履歴が3年以上になると海上保安大学校特修科(幹部研修課程)の受験資格が得られ特修科選抜試験に合格し特修科研修1年(3級海技士以上は6ヶ月)を終了すると初級幹部(三航士,三機士相当)に発令されます。 その他としては 商船高専卒→大学3年編入→4年在籍中→大卒対象海上保安官採用試験合格→ 大学卒業→海上保安大学校・初任科(2年)→初級幹部 というルートがあります。 海上保安官は船舶を運行し業務を執行しますが。商船員の職務とは全く異なります。 海上保安官(=司法警察員)の職務は犯罪の取締や事件の捜査の仕事が主で船員の仕事は従です。 人事評価もそのように行われます。商船経験のある人や商船学校を出た人は船員の職務を優先し司法警察員の職務を軽視する傾向があり人事評価が低くなることが多いです。 人事評価は昇進/昇給や賞与(ボーナス)に大きく影響しますす。 また,このような人が保安大特修科を希望しても人事評価が低く選抜試験に合格するのが困難です。 「商船員が海上保安官より劣っている」という事ではありません。 海技士持ちで乗船履歴も十分にある海上保安官が内航船員に転職しても全く使いモノにならない事実があります。商船員と海上保安官は異なる職なのです。
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