企業で採用に従事していますが、私のところに「私はピアノから毎日の努力が自分のパフォーマンスを上げることを学びました。この経験を活かして、御社で活躍できるよう頑張りたいと思います。」みたいなのが来たら真っ先に落としますね。 こんな小学生の絵日記みたいな「がんばったらこんなことができるようになりました!」みたいなのは企業が知りたいことではありません。 そんなのは当たり前のことで、誰でもウソで適当に書けますよね。 こちらが知りたいのはあなたの個性や思考です。 なぜピアノに魅了されたのか。何を学び、この先どうピアノと関わっていきたいと考えているのか。 また面接で深掘りする中であなたの性格を判断します。 そういうところからあなたの人物像を掘り下げ、「長期的に会社の利益に貢献する人材か」で判断して合否を決めていきます。 あなたの場合、どこかで「最低限の練習でどのように合格ラインに達することができるか」というところを悟られる可能性が高いですよね。我々はそういうのを知ろうとしますので。 これがバレると「コイツは仕事でも指示された最低限のことしかやらないな」と思われて落とされますね。 まぁ、これはかなり上位の企業のやり方で、そういう会社は面接官の質が高く人を見る目を持っていますが、中小零細などはそもそも面接官の質が低いのでそこまでのテクニックを持っていません。 中小零細狙いであれば「冷蔵庫の奥に眠る食材カスをいかにそれらしく料理をできるか」みたいなガクチカでいいのかもしれません。 私の知っている採用の世界とは全く違うのでそういう会社の現実についてはコメントできませんが、そのレベルのガクチカでも受かる企業を探す、というのも就活のひとつの方向性です。
典型的な就活沼にハマっていますね。 その様子では自己分析も真剣に取り組んだのでしょう。 就活は手持ちの食材をいかに上手に料理できるかの勝負です。 あなたの場合、「ピアノを10年以上やっていた」という食材を料理すればいいだけで、どういう経緯でとかその時の心情とかは「生産者の〇〇さん」くらいどうでもいい情報です。 例えば私なら、 「学生時代特に力を入れたことはピアノです。私は幼少の頃から10年以上ピアノを習っています。ピアノを始めて間もない頃は、自分の演奏に自信を持てず、発表会では常に下を向き、失敗ばかりでした。しかし、日々の練習を重ね、少しずつ自身をつけようと努力した結果、今では人前に立って演奏することが楽しい、もっと演奏をしたいと思えるほどになり、笑顔で完璧に演奏し切ることができるようになりました。 私はピアノから毎日の努力が自分のパフォーマンスを上げることを学びました。この経験を活かして、御社で活躍できるよう頑張りたいと思います。」 ピアノの経験すらないですが、まともなガクチカになったのではないでしょうか? 手持ちの食材のない人は、自己分析などで冷蔵庫の奥に眠る食材カスを見つける必要がありますが、あなたのような手持ちのある人は、いかにそれらしく料理をできるか考えた方がいいです。
ありがとう:1
日本の社会は基本的に能力主義社会ですので、大体「優秀な人」(その企業が求める能力を高いレベルで持つ人/期待値を含む)順に良い職に就けます。 それゆえ、ピアノが弾ける事やピアノを続けられた事が直接・間接的にその企業の求める能力と一致すれば書いても良いと思います。 しかし、企業の求める能力と全く関係無いなら、「だから何…」という評価になるかも知れません。 ただ、それでも「続ける事が出来る」という能力は評価されるかもしれません。 ですから、その辺の事をよく考えてご自分で判断されれば良いと思います。 ✾参考 採用担当者がピアノ好きなら、ちょっと評価が上がるかも知れません。 私も独学でピアノを練習しているのですが、個人的には凄いなあと思います。 ただ、採用に個人の好みを入れるのは問題になるでしょうけどね。
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