解決済み
日本語教師に興味があるのですが、博士号などを取得していない場合(取得していたとしても国内の大学教員になるのは難しいと聞きましたが)専門学校などの420時間終了もしくは日本語能力検定をパスしていたとしても二年間など、実際教えた実績が無いと、国内・外での民間学校の職探しは難しいのでしょうか?仮に、国内・外の就職先が見つかったとしても、人事の入れ替えが早いことや、福利厚生などの待遇があまり良くないので安定は望めないと聞きましたがそれは本当なのでしょうか? 私は四大卒ですが、興味を持ち出したのが最近なので、大学では全く異なる学科の学士を取得しています。 私の様な状況の者が日本語教師を目指す場合(私は安定して長く職に着きたいと考えています)博士号取得して、狭き門でも国内の大学などで日本語教師を目指すのが一番良いのでしょうか?そもそも大学で日本語教育関係の学科を学んでいない時点で追いつけないのでしょうか? 実際に国内・外での民間学校などで日本語教師をされていらっしゃる方いましたら、安定性や待遇面など教えていただければと思います。よろしくおねがいします。
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ドイツの大学で日本語教師をしています。私の場合は、外国語学部ドイツ語学科出身で、副専攻で日本語教師養成課程を履修していました。大学を卒業後、ドイツに一年半留学して帰国してから、大学院の日本語教育研究科で修士を取りました。 日本語教師歴はドイツの大学に留学していた時に半年TAをしていたのが始まりですが、帰国して日本語学校の非常勤に応募したときは、海外での経験は認められない、そもそも教え方がなってないなどの理由で何校か不採用の通知をもらいました。その後、運よく、新人の非常勤を雇って人件費を削ろうという学校に拾ってもらい、学校としてはいろんな意味で「最低」でしたが、そこで1年経験を積みました。大学院に入ってからも日本語学校は続けていましたが、「希望授業時間数が少なすぎる」という理由で切られ、その後は大学院で応募があった様々な短期の講師を務めていました。大学院を修了後、修了した大学院(大学)の留学生センターで一年契約講師として働き、今のドイツの大学に公募で日本から応募し(他の人は全員ドイツ国内からだったそうです)、念願のドイツの大学で働く夢がかないました。2年契約でしたが、1年の延長の末、今はさらに3年延長してもらう予定です。修士は6年までしかいられないそうなので、博士を取ることを今考えています。 420時間、日本語「教育」能力試験(日本語能力試験は学習者のための試験です)、大学での副専攻及び主専攻というのは日本語教師として雇ってもらえる最低限の条件なので、最初経験を積むまではそれだけでは厳しいと思います。せめて修士まで取り、大学での経験を積めば、それなりに道は広がると思います。 福利厚生は日本でも海外でも「専任」にならない限り、よくありません。私もドイツの大学で専任講師になってから、有給休暇などの「まともな」福利厚生を受けられるようになりました。非常勤は教えたコマ数だけの給与しかもらえませんから、日本語教師として生きていくならやはり専任を目指した方がいいと思います。 それから、大学での(学士の)出身学部、学科はそれほど気にしなくていいと思います。大学院には本当に様々な分野の人がいましたし、日本語学校も同様でした。全く日本語教育と関係ない学部出身の人は、420時間や検定合格などで補っていましたよ。 安定を目指すなら、まずは日本語教育関係の修士課程に入り(入るのには日本語教育の知識はある程度もとめられますが、特に上記「資格」は要りません)、その間に日本語学校で非常勤をする(これには何かしら条件をクリアしている必要があります)、など確実に足場を固めていくのがいいと思います。博士課程はあるに越したことはありませんが、最初のうちは修士で様子を見てもいいのではないでしょうか。 長くなりましたが、少しでもお役に立てたら幸いです。がんばってください。
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