日本語教師の就職活動に関しての質問です。

Question

日本語教師の就職活動に関しての質問です。私はこの春から大学四年生(専攻は日本語教育ではないですが、ゼミで日本語教育関連の研究をしております)になる者で、現在日本語教師養成講座を受講中です。予定では大体9月ごろに修了して、10月の日本語教育能力検定試験に合格したのちに日本語学校等の就活を始めたいと考えております。

ですが、色々調べたところ新卒での日本語教師になるよりも社会経験を積んだのちに目指すほうが需要があることといった情報が多く見受けられたことに加え、日本語学校に勤めても非常勤講師として働く形になると思うので、副業OKの正社員として一つ就職先を確保したほうがいいのかなとも思っております。。。

(補足: 新卒で日本語教師を目指す理由は、私は後々中国で日本語教師として働きたいという夢があるため、ある程度日本語教師としてのキャリアを築いておきたいと思うからです。)

長々となりましたが、ここで質問したいのは新卒で日本語教師になった方の就活経験についてと、日本語教師となられた方は他にどんな仕事を掛け持ちしているのか、という点です。

日本語教師、あるいは日本語教育関連にお詳しい方コメントお待ちしております！

Answer 1

大学で日本語教育を専攻し、新卒で日本語教師になりました。大学生の時、4年間ボランティアで日本語を教えたり、海外にインターンで教えに行ったことがあったので、その経験を買っていただき、ラッキーなことに採用してもらえました。

結論から言うと、新卒で日本語教師は相当な気力とやる気がないと厳しいです！

まず、専任は基本的に経験者しか雇ってもらえません。私は地方の日本語学校だったのでいけましたが、関東などだとまず未経験者の求人はないと思います。もしあったら、相当な人不足の可能性があるので、その学校自体が怪しいかもしれません。しっかり見学などをすることをお勧めします。
次に、日本語学校というのは基本的に新卒を受け入れることがほぼないので、新卒を受け入れるための体制がありません。なので、社会人としてのルールやマナー、仕事の仕方など一切教えてもらえません…。私は何もわからないまま、ひたすら周りを見て必死で学びました。
また、日本語教師としての仕事についてもほぼ教えてもらえません。なぜなら、専任はとにかく自分の仕事でめちゃくちゃ忙しいからです。人を育ててる余裕はありません…。簡単な研修くらいはあるかもしれませんが、あとは全部自分でやるしかありません。わからないことや聞きたいことがあっても、とにかく他の先生たちは忙しいので、なかなか聞けません…。さらに、専任は非常勤講師を指導する立場なので、自分も全然わからないのに非常勤講師に教えなければなりません。これも結構キツイです。
そして、専任は授業以外の仕事が山のようにあるので、授業準備はほぼ勤務時間外でやるようになります。初めは授業準備にとても時間がかかるので、夜中まで授業準備、土日も授業準備がザラです。

ということで、新卒で就職して3年くらいは本当に大変でした。とにかく、だれにも聞けないので周りの先生たちがしていること話していることを盗み見て必死で覚えて、研修に参加しまくって、専門書を読み漁って必死でやりました。4年目くらいにはやっと余裕が出てきて、楽しくできるようになりましたよ！今は一身上の都合で、別の日本語学校で働いていますが、4年間めちゃくちゃ鍛えられたおかげで、仕事はかなりできるようになりました。授業もそれ以外のこともなんでもできるようになったので、今の学校でも戦力としてはかなり重宝していただいています。

以上私の経験をいろいろ書かせていただきましたが、卒業後の方針としては以下の3つのどれかかと思います。

①未経験で専任として雇ってくれる学校を探して、専任として就職する
②副業okの正社員として他で働きながら非常勤を1年くらいして、その後専任になる
③日本語教師一本で、非常勤で授業をしまくって生計を立てる

おすすめは、②ですね笑。日本語教師は新卒じゃなくてもなれます。ほとんどの人が他の仕事から転職した人ばかりです。学生に教える時も他の仕事の経験があるのはいいことです。他のところで働いて、社会人としての経験を積んでからなるのが一番お勧めです。
ただ、私は絶対日本語教師にすぐになりたい！！大変でも絶対頑張る！！という気力があれば①もありだと思います。私は絶対にすぐに日本語教師になりたかったので、なんとかやれました。ちなみに、わたしの後に新卒で3人専任になったそうですが、全員半年以内に倒れて辞めたそうです…。
大変なことばかり書きましたが、授業はとっても楽しかったですよ！
③は、授業の経験はかなりつきますが、生計を立てるのはかなり大変です。残念ながら、給料はあまり高くないので、それだけで生計を立てようと思うと、毎日授業に入らなければなりません。授業準備をする時間もないので、とても大変です。ただ、学校によっては専任の補助のような仕事をさせてくれるところもあるので、そういうところならできるかもしれません。

大変なことばかり書いてしまいましたが、日本語教師という仕事はとてもおすすめです！！！私は中学の時から日本語教師になりたかったのですが、今もなって本当によかったと思っています。
授業で学生たちとやりとりするのはとにかく楽しいですし、だれにでもできる仕事でもありません。未来の人材を育てるというやりがいのある仕事です！

参考になったら嬉しいです(^^)
いろいろ悩む時期だとは思いますが、頑張ってくださいね！

Answer 2

むかし塾業界にいたものです。

うーーーん、あなたは卒業後に「完全フリー」で講師の需要をあたろう
ということなのですか？

もし、そうなら

＞色々調べたところ新卒での日本語教師になるよりも社会経験を積んだのちに目指すほうが需要があることといった情報が多く見受けられた

というよりは、実践経験がないと、どうにもならない
という意味ではないかと思います。

一般の会社は未経験者をとって「育成」して一人前にします
つまり、自社でお金と手間をかけて「育てた先」をみて雇います

ところが講師業には育成や研修というのは、ほとんどないのが当たり前です
ルール確認程度なのです。

だから、当然、経験者優遇というよりは「じゃあ、3月からお願いしますよ」という人材しかとらないのが当たり前だと思います。

なので、まず

＞私はこの春から大学四年生(専攻は日本語教育ではないですが、ゼミで日本語教育関連の研究をしております)になる者で、現在日本語教師養成講座を受講中です。

こういう伝手を、無理やりにでも活かしましょう
少なくとも、あなたの顔を見知っている人間に「どっか紹介してください」と頼みましょう

未経験のあなたを育成込みで使ってくれる所にもぐりこみましょう

そうしないと、あなたはいつまでも未経験で、あいまいな経歴、あやふやな経験を武器に戦わなきゃいけない

それでは、講師業はなかなかむつかしいと思いますよ

・・・・それから、副業じゃないでしょうか