去年の秋試験までは、基本情報はシステム開発者向けの試験でした。しかし、 今年の春からは、(シスアド試験の終了に伴い) システム活用者(ユーザー向け)の、ストラテジ系(経営戦略)の問題、 システム管理者(マネージャ向け)マネジメント系(開発管理)の問題、 システム提供者(ベンダー向け)の、テクノロジ系(情報技術)の問題が、 午前・午後ともに一定の割合で出る企業人向け共通の試験に変りました。 レベル1.のITパスポート(完全4択)、 レベル2.の基本情報(午後は、多岐選択)、 レベル3.の応用情報(午後は、記述もあり)の3つは、受験対象職種は 共通。出題範囲は同じ。難易度だけがレベル1.⇒3.へ難しくなるという 感じです。 レベル4.は、これより高度な試験ですが、ネットワークやデータベースなど 職種によって受験する試験が違ってきます。 (システム活用者向けだった)終了した初級シスアドは、レベル1~2の間。 上級シスアドは、レベル3~4の間になりますので、システム活用者・管理 者なら レベル1.のITパスポート(完全4択)、 レベル2.の基本情報(午後は、多岐選択)、 レベル3.の応用情報(午後は、記述もあり) レベル4.のITストラテジストなど(午後は、論文) の順にレベルアップが可能です。 確かに基本情報の午後問題は、まともに学習すると擬似言語やソフトウェア開発 (プログラム言語)が範囲に含まれているので、開発者向けに見えてしまいますが 従来の試験と比べて、計7問中 擬似言語(20~30点)+プログラム言語(4種の言語から2問選択、30点分) の50~60点が必須解答問題、 プログラム設計の20点が必須解答問題、 残りの20~30点も、ほぼテクノロジ系(情報技術)からの出題であったことを考えると、 新.試験制度では 擬似言語(20点)が必須解答問題のほかは、表計算(20点)、マネジメント系 (開発管理)・ストラテジ系(経営戦略)が各1問(2つで24点)が選択でき、 残りの36点がテクノロジ系(情報技術)の選択問題になったことを考えると システム活用者・管理者の方でも、自分の得意な分野できっちり得点できたら 十分合格できる試験になりました。 シスアド系の試験を終了してまで、受験の窓口を広げようとしている主催者(IPA) の意図を考慮すると、当然の流れだと思います。 ということで、基本情報(レベル2)と、ITパスポート(レベル1)の違いは、難易度 の違いに過ぎません。
なるほど:2
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