公認心理士、臨床心理士を目指しています

Question

公認心理士、臨床心理士を目指しています❶公認心理士は、大学院に行かなくても実務経験を数年して試験を受ければ公認心理士になれると聞きましたが、実務経験中は給料は出ますか？また、いくらくらいですか？、実務経験の後に受ける試験は大学院に行った人たちと同じ試験ですか？
❷公認心理士と臨床心理士を両方大学院で取得することは可能ですか？
❸公認心理士、臨床心理士以外に、認定心理士、応用心理士、産業カウンセラーなどの資格を取れば、給料は上がるんですか？仕事できる幅が広がるだけですか？
❹心理学検定、メンタルヘルスマネジメント検定を受ければ給料が上がるんですか？また、得することはなんですか？

Answer 1

ちょっと現実と離れた回答をしている方がいるので改めて回答しますね。

①の制度は、あることはあるんですけど、まず実務経験だけで受験資格を得られた特例措置は2022年度で終了しました。

他に「区分B」として大学+実務経験2年以上で受験資格を得られる制度もありますが、実は現実的に超困難な制度で一般の人ではまず無理です。

下記を熟読してください。理解できると思います。

※公認心理師
https://moguchan.info/entry103.html

②公認心理師の国家資格がまだできて間もないので、公認心理士と臨床心理士を両方取得できる大学院が現在は主流です。

ただ、今後は臨床心理士は必要なくなるので、将来的に位は公認心理師を持っていればそれで十分です。臨床心理士は民間資格なので存在する意味が薄れています。

③④認定心理士、応用心理士、産業カウンセラー、心理学検定、メンタルヘルスマネジメント検定･･･こういった民間資格は趣味の延長程度です。

合格しても意味はないです。給料などには一切反映されません。

それどころか、ユーキャン、キャリカレ、JADPなどがやってる民間の心理カウンセラー資格などは、講座受講料と受験料を目的としただけの資格商法です。つまり詐欺みたいなモノです。

お金と時間の無駄です。やらない方がいいですよ。

世間では資格とは見ていません。

Answer 2

１．まず取得方法のおさらいから。
https://www.mhlw.go.jp/content/000976618.pdf

区分Bのプログラム提供施設は、現時点で以下の９施設です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000210738.html
いずれも有給です。施設により常勤雇用と非常勤があります。待遇を含む募集要項については照会先で確認すること。１は矯正心理職、３は家庭裁判所調査官補という国家公務員です。

区分Aから区分Fまで、同じ公認心理師試験という国家試験を受けます。

２．公認心理師のカリキュラムのある大学院と、臨床心理士のカリキュラムのある大学院（指定大学院）は８割方オーバーラップしています。従って、同じ大学院で両方の受験資格を得ることは可能です。

３．給料も上がりませんし、仕事の幅も広がりません。認定心理士は大学で心理学を専攻したことを示すに過ぎない資格ですし、産業カウンセラーは、産業保健師や企業の人事労務担当者などが、従業員のメンタルヘルスについての理解を深め、基本的なカウンセリングのスキルを身につけてより業務を円滑に進めるために取得するタイプの資格です。

４．心理学検定、メンタルヘルスマネジメント資格、ともに「心理職」以外の人を対象とした資格です。「心理職」なら取れて当たり前なので、取る意味はありません。