まず絶縁抵抗は感電を予防するための 防御の盾なんので高い方が良いです。 次に接地抵抗は大地震の時に高層ビルが 免震構造で地震の衝撃をかわすように 人体に大電流が流れるのを防ぐための 抜け道なので、通りやすい=低い方が いいです。 さて、抵抗を計る機器にはテスターと いう手軽な計測器があります。 これでも抵抗は計れるのになぜ 絶縁抵抗計という特別な機器が必要なので しょうか。 実際には絶縁体=不導体の耐える力と いうのは単純なものではなく、大電圧に なると表面を伝わったりして絶縁能力は 低下します。ヘタレになります。 なので内部で大電圧を用意して、どれだけ 真の根性があるかを試します。 次に接地抵抗です。 電気が漏電する場合の流れを追跡します。 オンボロな洗濯機から漏電しました。 洗濯機の鉄板から漏れた電流は緑のアース線を 伝わって地面に入ります。 そして、今度は遠いどこかの地面から別のアース線を 伝って地上に現れて電柱に戻っていきます。 という訳で「地上から地面に入る抵抗」と 「地面から地上に這い出すための抵抗」の2種類 があります。洗濯機に触れて感電する人体を 保護するためには「地上から地面」の方の 抵抗だけを抜き出して検討する必要があります。 例えば巨大テスタを用意しても、これだと 2つの抵抗の合算しか計測できないので 片方だけを算出する特別な計測器の「接地抵抗計」が 使用されます。
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