電気工事士2種の電気屋です 住宅、工場などの電気工事をしています キッチンカー、キャンピングカー作成の配線を依頼され…

Question

電気工事士2種の電気屋です
住宅、工場などの電気工事をしています
キッチンカー、キャンピングカー作成の配線を依頼されました
内線規程に項目がなくどういった解釈で施工すればよいでしょうか？①接地はどのようにすればよいか？
社外にｱｰｽ棒、ｱｰｽ線を設置して現場で地面に打ち込む？（高所作業車のように車外に用意すれば良いか？
②屋外の防水ｺﾝｾﾝﾄより給電する場合（100ｖ）は3心でｱｰｽ線を用意する？
2極のｺﾝｾﾝﾄで接続するだけでよいか？
③車内に電子レンジ用のｺﾝｾﾝﾄを設置したいのですが、E付きｺﾝｾﾝﾄにしないといけないか（内線規程によると住宅等は接地極付きのｺﾝｾﾝﾄにしないといけないのですが、車の場合は別解釈でしょうか？）

何れにせよ、車内で漏電が起こると、お客様が感電することが考えられます。
感度15mAの高感度漏電ブレーカーを敷設するだけで良いでしょうか？

どういった解釈で施工すれば良いでしょうか？
参考になる規定、規格があれば教えてください。

Answer 1

>どういった解釈で施工すれば良いでしょうか？
規定は無いので自分で考えるしか有りません。漏電すると何故、感電するか考えましょう。住宅で感電するのは商用電源にアースがあるため、人が触るとアースを通して電流が流れて感電します。車の場合、車体はタイヤで地面と絶縁されていますので漏電しても人には電流が流れず感電しません。ただしこれは車内の話です。お客様が地面に立っていれば車を触るだけで感電します。
このことから、一つの方法として絶縁トランスを使用して商用電源と車を絶縁
すれば感電は防げます、病院の手術室の電気メスはこの方法です。
もう一つは、住宅の延長と考え、車のボデイ―をアースします。この場合は
車の電装品、インバーターなどとの干渉を考慮する必要があります。

Answer 2

そもそも車両に接地義務があるなんて聞いたことないですが？

Answer 3

基本的に１００vですから、どうでも良いという感じでは無いでしょうか。
一応過電流、漏電ブレーカーが有れば良いとなるでしょう。

Answer 4

ええっと、曲がりなりに本職なんですよね？貴方。
法律とかがどうこうというより、感電するメカニズムを考えて下さいな。
電路から電気が漏電して人体を通り、大地に流れる事が感電です。
人体の抵抗値は大きなモノですから、電気的に大地と接続された電線が並列に走っていれば其方にほとんどの電流が流れていく。それが接地です。

例えば車の中に接地線を用意しようが、それ自体が大地と電気的に接続されてなきゃ何の意味があるというのです？
漏電ブレーカーも電気の行ってこいの電流値に差異があればそれを漏電とみなすわけです。
結局今言ったことは車全体の安全を担保する訳ではないですよね。
そして素人が接地棒を地面に突き刺せば良いって事でもない。
つまり車側の設備ではどうしようもないから決まりも無いわけです。

接地、つまり漏電を逃がす道筋は接地極と接地線がありますが、接地極に意味など無いというのは今述べたとおりです。
例えば洗濯機に接地極と接地線が両方あるとして、接地線側で接地するのは「洗濯機の箱」と大地を何かで繋ぐ事です。
今は材質が変わっていて必ずしも接地が取れるとは限りませんが、水道管に線を巻き付けたり。

それを注意すべきなのは使う側で工事するものが何かとかじゃないですよね？車なんですから電線巻き付けとかの話じゃないですから。

もう一つ言うとしたら、法律で決められてる抵抗値などの数値の根拠は「人体に流れる電流値が1mA未満」になるように決められてます。

対地電圧150V未満は接地義務がな無いことは試験で学んでる筈ですが計算すると低圧屋内配線ではその範囲に収まります。

ですが、クルマの中で発電された電気の対地電圧が収まるとは限りません。発電する側が接地されてませんので。
とは言ってもタイヤに絶縁性があるからそう言う決まりが設けられようとしないのも事実です。

回答としては内線規定や法律に接地義務が書いてないので「必要ない」です。
客側から要望が無い限り要りませんね。
と言うか言われたとしても要らんと突っぱねなければ駄目です。
その根拠をキチンと説明できて納得させられるのがプロです。
もう少し頑張りましょう。