ソフト開発業界で働く人の3割は文系卒であり、全学部に採用枠が有ります。 とある会社の新卒採用の基準が、理系(情報系)の学生ならMARCH級程度の偏差値で良しとしている場合、他学部だと採用標準は以下のようになります --------------------- 理系(情報系):MARCH 理系(非情報系):早慶 文系(情報系):早慶 文系(非情報系):旧帝大 --------------------- どう考えても理系(情報系)でないと不利です。 ちなみに、大学に行くメリットは以下の5つです。 --------------------------------------------------- ①最も有利に就職できる「大学新卒採用枠」にエントリー出来る。 ②会社の新人研修&OJTでは端折られる計算機科学の基礎が勉強できる。 ③大学の偏差値が、就活時に仕事能力のポテンシャル証明書になる。 ④研究室でレベルの高い学友と同じ課題に取り組むことで切磋琢磨できる。 ⑤大学受験をすることで高校レベルの基礎教養が自身に定着する。 --------------------------------------------------- この4つの内で③④が無効なFラン大学に行くぐらいなら、専門学校卒ですぐに入社した方が仕事人生の貴重な二年間をより有意義に使えます。なお、①③⑤は大学の文系の学部でも得られるメリットですね。採用応募者の在籍学部が東大法学部だったりしたら、面接官は99%ポテンシャルが有ると判断します。 専門学校卒だと大企業には、ほぼ全く就職することは出来ません。しかし、大企業に派遣社員として常駐して技術力を身につければ、場合によってはそのままスカウトされることもありますし、転職も容易です。ちなみに、「技術力が身につけば」という仮定で話しています。高偏差値の大学に行けない学力の人に技術力が身につく確率は残念ながら低いこともご承知置きください。 そして、先に挙げた②の要素も意外と重要だったりします。この業界に入って何年在籍しても伸びない人というのは大抵基礎が無いまま、応用を行う現場に投入され、見様見真似で作業して中身を覚えられないというのが繰り返されるからです。情報系の学部出身者がちゃんと大学でサボらずに勉強した場合は、業務の中でスキルが伸びて行きやすいです。 独学ではプログラミングを始め、持続するのは敷居が高いのですが、この敷居を下げてくれるのが大学だという点は重要です。 高校生の人がプログラミングの学習を始めるとします。すぐにパッパと出来ないんです。理由は、始めるためにいろんな知識が必要となるからなのです。「小難しいことのお膳立ては私の方でやっておきましたので、まずこれで初めてください」みたいに言ってくれる「富士山登山で5合目まで送ってくれるバス」のような人が必要なのです。 もう一つ重要なのは、持続するためのモチベーションについてです。(特に偏差値の高い)大学では、知識が有る同級生の友人が出来ます。彼らと切磋琢磨して研究課題を実践することで高いモチベーションが保てるのです。独学では課題設定が難しく、三日坊主になりがちですから。 私の入社同期の辞めた割合を見ると以下のような感じです。 理系(情報系):2割 理系(非情報):4割 文系:8割 文系が辞めやすいのは、「理系より高学歴の人が多く、そのくせ仕事の知識で劣るため、プライドが傷つけられやすい」のが原因ではないかと思っています。
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クライアントからのシステム開発依頼は、バイアスのかかってない文系の人が聴取する方が正確にニーズ収集でき、結果としてCS向上につながるかも。 事務部門はもちろんですが、営業でも文系の出番はあるようですよ。
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