社会的評価や企業からの評価が高いのは国立の九州工業大学でしょうね。 まず、私立大学は「私立学校法」という法律が設置根拠であり、他方、国立大学は「国立大学法人法」という法律が設置根拠です。つまり国立大学と私立大学は似て全く非なるものなのです。 そして両者の最大の違いはその目的です。 国立大学の設置目的は、研究および教育成果を国民に還元することです(第1条)。 国立大学は社会が公金で将来の人材を育成し、またはその研究成果を国民に還元するという高い公的使命を担っているのです。他方、私立大学は単に「その自主性を重んじる」と表現するにとどまります(第1条)。なので私立大学には国立大学のような公的思想などありません。要するに学校業者として営業をしていく、これが目的です。 私立大学は国立大学に行けなかった人の受け皿機関であり国がこれを民間業者に担わせようということです。国立大学を志しても入れない人の方が遥かに多い訳ですから、このような人たちを救済し、収容する機関も社会には必要です。 その意味で私立大学は役に立っています。国立大学には行けなかった人達でも国立大学コンプレックスから脱却し、元気前向きに社会に出てくれるならそれはそれで社会的意義はあるというものです。 他方、私立大学の偏差値ですが、これほどアテにならないものもありません。 まず、私立大学の6割はなんと偏差値50未満の無試験入学者(推薦等)です。(うち大半の系列中学出身者は偏差値48~50程度) わずか4割の、一般入試ベースで私立大学全体を評価しようとする風潮はまったく見当違いであり、間違いです。 そしてその一般入試ですが、合格者の辞退率は何と8割弱に及びます。 約2割しか入学していません。 この私立大学蹴り組には国公立大学組が多く含まれていますが、この成績優秀者は私立大学を「通過」しているだけです。 そして成績上位者から蹴っている訳ですから、残り2割は合格者のうち最下層です。この最下層組の大半は私学専願、つまり国立大学受験から脱落し2~3教科に絞ってきた人です。 いくら何でも2~3教科に絞れば成績は上がる訳で、こんな人たちが学力云々を語る資格などありません。興味深いのは私立大学蹴り組が私立大学の偏差値を高めている(作っている)ということです。 私立大学の偏差値など所詮この程度のものです。 したがって、やはり国立大学がお薦めです。 理系なら尚更です。
なるほど:13
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