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管理業務主任者試験の過去問と解答・解説です。

管理業務主任者試験の過去問と解答・解説です。2つの違いが分かりづらいのですが、仕事として管理事務を行うことは同じでも、管理事務室内外の違いで水道光熱費等の支払い義務が管理組合にとって異なるということですか? H20 問13 肢3 管理員室の使用に係る諸費用(水道光熱費、通信費、備品、消耗品費等)は、管理組合がマンション管理業者に管理事務を行わせるために不可欠であるので、管理組合が負担する。 適切。管理組合は、委託業務費のほか、管理業者が管理事務を実施するのに伴い必要となる水道光熱費、通信費、消耗品費等の諸費用を負担するものとされている。 *標準管理委託契約書6条4項 H26 問7 肢4 マンション管理業者は、管理事務を行うために不可欠な管理事務室の使用料及び管理事務室の使用に係る諸費用(水道光熱費、通信費、備品、消耗品費等)を負担する義務を負う。 不適切。管理組合は、管理業者に管理事務を行わせるために不可欠な管理事務室等を無償で使用させるものとする。管理業者の管理事務室等の使用に係る費用の負担は、管理組合(又は管理業者)の負担とされている。したがって、管理事務室の使用料は無償であり、その使用に係る諸費用も管理業者が負担するとは限らない。 *標準管理委託契約書7条

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    ご質問の趣旨がよく分からないので、適切な答えになっていないかもしれませんが、ご容赦ください。 まず、適切・不適切の違いについて、主語と述語の関係にご注目ください。 すなわち、前問では「管理組合が」という主語を「負担する。」という述語で受けています。これに対し、後問では「マンション管理業者は、」という主語に対し「負担する義務を負う。」となっています。 「負担する。」と「負担する義務を負う。」は同意なので、ここでは問題になりません。問題は前問が「管理組合が」という主語なのに対して、後問は「マンション管理業者は、」という主語なのです。 負担するのはいずれも管理組合の側なので、前問は適切で、後問は不適切ということになります。 それから、もう一つの違いについて、前問が「管理員室の使用に係る諸費用」であるのに対して後問が「管理事務室の使用に係る諸費用」となっています。つまり、「管理員室」と「管理事務室」の違いです。 小さなマンションだと「管理員室」と「管理事務室」とを区別していない場合があります。つまり、管理員が清掃業務も窓口業務も簡単な事務作業もすべてこなします。こういう場合は、主な事務管理業務はたいてい本社で行います。当然、管理員室の諸費用は管理組合が負担します。 大きなマンションでは、事務管理業務をマンションの管理事務室で行い、それと管理員業務とを分けていることもあり、したがって、担当者も部屋もそれぞれ分けている場合があります。それぞれの業務の違いは標準管理委託契約書の別表1~4を参照してください。もちろん管理事務室の諸費用は管理組合が負担することになります。

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