高校1年女子。進路について悩んでいます｡｡｡

Question

高校1年女子。進路について悩んでいます｡｡｡(長文､まとまっていない部分があります)

私は小さい頃からkpopが好きで将来的に韓国の音楽芸能事務所(jyp,yg,sm,hybeなど)で働きたいと思っています。現在英語が特別長けているわけでもなく、韓国語も人並みに話せるわけでもありません。また映像の編集や作詞作曲などの専門的な知識や能力もありません。

現在、高校卒業後は日本の大学(私立の外国語大学)に行き、英語や韓国語を本国の人とコミニュケーションを取ったり仕事で使えるくらい勉強し、韓国の芸能事務所で就職する。というふうに考えているのですが、語学力だけで就職するのは難しいと思っています。なぜなら語学以外で長けている部分がなく、語学力なら私の代わりはいくらでも居るからです。それなら映像や音楽の専門学校に行き、専門的な知識を取り入れて同時進行で語学を学び就職する。というルートの方が良いのかなと考えてしまいます。ですが、それだと一番必要である語学力が十分ではなくなってしまうのでは無いかと思います。普通の大学(外国語大学では無いところ)に行くとして語学力や専門的な知識が学べるかというところはまだ調べていないのですが、普通の大学に行って専門的な授業を受けながら英語と韓国語の勉強をするのもいいのかなとも思ってしまいます。

以前質問箱で似たような質問をした際に「高校卒業後、大学に進学。大学卒業後日本の支社に就職し落ち着いたら本国の本社に転職するというルートはどうでしょう」という回答をいただきその方がリスクも低く親も安心してくれるのではと思いました。

私の家は学校に行かせるお金はあるけれど留学となると少し生活を我慢しなければいけないといった感じで、やりたいこと全てをできる環境では無いと思います。また自分が現在住んでいる場所には外国語大学はなく(公立ならありますが。と言ったらもうばれちゃいますね笑)だいぶ離れた場所にある為、その大学に進学した際の生活費は自分で払うことになると思います。

そこで質問です。韓国の音楽芸能事務所で働くにはどのようなルートが一番ベストでしょうか。韓国に限らず海外で働いている方、そのような経験がある方にお聞きしたいです。できれば優しい方で､､､｡

Answer 1

現地の音楽業界で10年以上働いていた者です。既に帰国した今、リアルでもこの手の質問をされる事が非常に多くなりました( ˊᵕˋ ;) 言語を習得してそれを活かして現地の〜…というのがお決まりの質問パターンなのですが、向こうで働くなら韓国語は喋れて当たり前なので、そのレベルだと質問者さんも認識されている通りぶっちゃけ就活のスタートにも立てていません。現実問題としてあまり耳ざわりの良い回答はできませんが、一読してみてください。

まず、芸能事務所であれ一般企業であれ外国人として問題になるのが在留資格です。色々細かい事書くとべらぼうに長くなるのですっ飛ばして結論だけ記しますが、これは正直、韓国で大学院まで出て居住(F-2-7)を取得するのがベストかと思います。そうすると就業制限が無くなるため、現地在住日本人としてどんな会社へも現地人と同じようにアプローチが可能です(この時点でネイティブ水準の韓国語を習得していれば、の話です) とは言え、現地人でも芸能事務所への就職希望者は多数居ますから、その中でどれだけ自己アピールできるものを学生時代に身につけられるかが鍵になるでしょうね。韓国人では中々深掘りできない事…例えば日本音楽市場のマーケティングに大変優れているとか、日本関連企業・関連部門とのコネクションが深いとか、映像翻訳の専門科を修了してトライアルで既に一定の評価を得ているとか。

院まで出たら何歳よ？！って考えがあったり、どうしても若いうちに芸能事務所に採用されたい場合は…質問者さんが文中で書かれている通り、希望事務所の日本サイドにどうにかこうにか入社し、必死でコネとルートを確保して現地に乗り込む(つまり赴任)しか無いですね。質問者さんが映像や音響や作詞作曲の知識をどれだけ詰め込もうが、その道のプロフェッショナルレベルでない限り有能な人材は韓国内にも掃いて捨てるほど居ます。とりあえず、韓国芸能事務所で「働きたい」という夢を持つこと自体は良いのです。そこで「どんな仕事を希望するのか」を考えてから道を模索していくのが良いんじゃないでしょうか。ただ働きたいだけだと、好きなアーティストに近づきたいからと受け止められかねませんし(悲しいかな実際そういう方も多いです…)

ひと昔前は現地業界で活躍する日本人もそれなりの数居ましたが、経年とともに在留資格の取得が厳しくなったり、むしろ日本委託先が招聘に手馴れてきたり、局の統合閉鎖、韓流雑誌の廃刊、番組の終了、SNSやIT利用の変化など、日本人材が極端に求められていた全盛期より需要が少なくなりました。