アメリカのベンチャー企業って、全体的にどんな給与体系なのでしょうか。

Question

アメリカのベンチャー企業って、全体的にどんな給与体系なのでしょうか。よくビジネス関係の本を読むと、「ハーバード大学やUCバークレー大学(※)の卒業生が、シリコンバレーのベンチャー企業で働いています。」といったことが書かれています。
※日本で言うと、たぶん東京大学よりも難しい

ベンチャー企業も会社によりけりなのでしょうが、日本的な考えだと、ベンチャー企業は大企業と比較して、給与水準が低い傾向があります。
また、やりがいとか何とか言って、残業代が出ない長時間を押し付ける傾向があります。
そういった傾向のせいか、日本ならば、高学歴大学の卒業生は、特段の理由がない限り、大企業に就職することが多いのだと思います。

日本的な価値観の私から見ると、ハーバード大学やUCバークレー大学の卒業生って、アップルとかマイクロソフトに就職のが順当なのかな、とも思うのですが、アメリカでは価値観が異なるのでしょうか。
もしくは、日本と違って、アメリカではベンチャー企業の待遇が良いのでしょうか。ただし、ベンチャー企業といえども、物・サービスが売れなければ利益が得られないわけで。だから資本主義的な目線だと、アメリカも日本もベンチャー企業に大差ないかな、待遇が変わるなんて変かな、とも思います。

「ベンチャー企業なんだから、会社によって給与体系がバラバラだよ。」みたいなご回答はご遠慮願います。例えバラバラであっても、全体的な傾向を知りたいです。

お分かりの方、ご教示頂きたくお願い致します。

Answer 1

ベンチャー企業と言うのを、起業して長くない、比較的小規模の会社とします。 シリコンバレーの様な会社では、仰せの様な出来る人は、大手の企業にも行くかも知れないけど、何かやりたい人は、ベンチャーを狙います。 仮に2年程で破綻しても、隣の別のベンチャーに行けば良い(その様な能力がある人達の話です)。 反対に、そのベンチャーがアイデアを当てて、急速に伸びると、その会社の株式をかなり持っている事になり、入社した時から比べて、株価が数百倍になり、数憶から数十億の資産を手に入れる訳です。 私がシリコンバレーで仕事をしていた時(今はリタイアした爺)には、毎週80人程のミリオネアが生まれていると言われていました。 友人の一人が6人で会社を起こし(ベンチャー)数年で、数十億の会社になっていました。

Answer 2

まず最初に、株式会社の仕組みについて説明します。株式会社にとって一番大事なのは株価であって、利益ではありません。例えばamazonは割と最近までずっと利益0でした。日本だと例えばメルカリは上場するまでずっと赤字です。要は株価さえ上がれば利益がなくてもエクイティファイナンスできて給料は払えます。
で、この給料とストックオプションを合わせた金額の期待値が大企業の給料よりもベンチャーの方が高いんですね。だからベンチャーに行く。大企業はそんなに株もらえませんから、ベンチャーの株の期待値が大企業の給料の期待値を上回るんですね。
じゃあなんで日本はそうじゃないかというと、単純に株価が低いからです。だから、ストックオプションの期待値も低い。というか単純にアメリカの株価が異常に高い。同じような会社があったとして、日本の10倍、100倍ぐらいは違います。
この違いまで解説しだすとキリがないので、とりあえずざっくりこんな感じです。
めちゃくちゃ省略してるところもありますが、概ねわかりやすく単純化してると思ってください。

Answer 3

抜本からして考えや運営方法が違います。

まず、アメリカに法的な労働時間の上限、休息、休日、年次有給休暇、 深夜労働の詳細な定めはありません。
日本は労基法で決められており一番厳しい。

ただし、採用条件では大きく違い、労働者採用と管理職採用、経営者採用と大きく分かれ、労働者が管理職にはなれないし、管理職が経営陣にはなれません。
このへんが日本と違います。 日本は一般職員として採用され、昇給・昇格があり将来は経営陣の仲間入りがありますからね。 社長もある。

で、アメリカの労働者採用時の個別の契約で
・週の労働時間、残業時間
・週の賃金
・社会保険、福利厚生
このような契約条件を結びますから労働者にブラック労働は少なく、時間が来れば直ぐに退社します。

ところが、管理職にそのような条件は無く、いつまでにこの業務を終わらせる、いつまでに生産性を20%あげる、1か月の生産量を10万台にするなどの数値的なもので、それを達成するのに何日働こうが、何時間働こうが、残業が毎日あろうと関係ありません。
この条件で州に〇〇千ドルという契約です。

ですから、日本の労働環境、給与と比べるのは無意味で、管理職、経営陣は契約数を上回れば日本ではあり得ない数億の給与ですし遊んでいられますが、目標値が取れないとブラックの働きになります。
ようするに成果給です。

Answer 4

そもそも新卒至上主義、年功序列がないです。米国の大企業に就職すれば一生安泰って考えもない。

日本も親世代はまだまだ大企業にこだわりますが、高学歴でも自分のやりたいことができる企業に行く学生は増えています

欧米は残業がないって考えてる人は頭がお花畑。持ち帰りの残業とか普通にある。