北海道教育大学函館校の地域教育専攻は下の画像では小学校教諭の免許が必修で、

Question

北海道教育大学函館校の地域教育専攻は下の画像では小学校教諭の免許が必修で、そのほかには特別支援と幼稚園教諭の免許しか取れないというように見えますが、そんなことありますか？
中、高の社会科教諭の免許取得は不可能なのでしょうか。
できるだけお早めにお願いしたいです。
ご回答よろしくお願いします。

Answer 1

北海道教育大学には教育学部の下に3つの学科・課程があり、5つのキャンパスがあります。
教員養成課程が札幌校、旭川校、釧路校に、国際地域学科が函館校、芸術・スポーツ文化学科が岩見沢校に、それぞれ設置されています。
そして、教職課程の科目が必修科目となっているのは、教員養成課程だけです。
国際地域学科（函館校）、芸術・スポーツ文化学科（岩見沢校）は、俗に言うゼロ免課程で、教職課程の科目は必修科目になっていませんので、教員免許状の取得を希望しない学生も卒業できます。

必修科目が何であるかは、同校のウェブサイトで公開されている履修基準に明記してあります。

カリキュラムの概要：教育学部／教員養成課程
https://www.hokkyodai.ac.jp/faculty/intro/curriculum/gaiyou1.html
札幌校、旭川校、釧路校のどの専攻でも構いませんので「○○分野履修基準」を見てください。教員養成課程内のすべての専攻で、教職課程の各科目、特に教育実習が必修科目になっていますね。これはつまり、実質的には教員免許状が取得できる状態にならないと卒業できないということです。

カリキュラムの概要：教育学部／国際地域学科
https://www.hokkyodai.ac.jp/faculty/intro/curriculum/gaiyou2.html
一方、函館校の国際地域学科については、全専攻共通の研究発展科目対象科目に教職課程の科目（教員免許関係科目）が配置されていますが、必修科目とはなっていません。

>>そのほかには特別支援と幼稚園教諭の免許しか取れないというように見えますが、そんなことありますか？

そんなことはあります。
北海道情報大学は2006年の学部の課程の大幅な再編で、教員養成課程を札幌校、旭川校、釧路校のみとし、函館校、岩見沢校では学校教員の養成以外に重点を置くということを明確にしました。
これにより、函館校、岩見沢校では教員免許状の取得はまったく不可能ではないものの、校種・教科が限定されることになりました。

質問本文で示したその画像がどこのものかは知りませんが、函館校の国際地域学科については「取得すべき免許状」は、現在はありません。

教員免許状・各種資格の取得
https://www.hokkyodai.ac.jp/faculty/intro/organization-license/
このページで示されている通り、国際地域学科 地域教育専攻で取得できる教員免許状は、小学校教諭一種・二種、特別支援学校教諭一種・二種（知的障害者領域）、幼稚園教諭一種・二種だけです。
函館校では地域協働専攻 地域政策グループにおいては、中学校一種・二種（社会）、高等学校一種（公民）の免許状が取得できます。しかし、高等学校（地理歴史）が取得できません。

中学校一種・二種（社会）、高等学校一種（地理歴史）、高等学校一種（公民）の3種の教員免許状の取得を目指すであれば、札幌校、旭川校、釧路校の教員養成課程に入学してください。
以下が、中学校教諭一種（社会）の教員免許状の取得が事実上の卒業要件となっている専攻・分野です。
・札幌校 教育学部 教員養成課程 言語・社会教育専攻 社会科教育分野
・旭川校 教育学部 教員養成課程 社会科教育専攻
・釧路校 教育学部 教員養成課程 地域学校教育実践専攻 社会科教育実践分野

札幌校、旭川校、釧路校の学生であれば他の専攻・分野に所属していても、社会科系の免許は取得できます。しかし、あくまでも社会科系の教員を目指すのであれば、上記3分野のいずれかが良いでしょう。