日本語教師に興味があり、疑問に思うことが一つあります。

Question

日本語教師に興味があり、疑問に思うことが一つあります。「日本語教師養成講座」と「日本語教育主(副)専攻」には専門性の差があるのかどうか、特別違う部分があるのかどうか、とういうことです。

日本語教師のガイドライン等には以下のような記載があります。
日本語教師として日本語学校に採用されるためには、一般的に次の条件１～３のいずれかを満たすことが求められます。
1，「日本語教育能力検定試験」に合格する
2，420時間の「日本語教師養成講座」を修了する
3，大学・大学院で「日本語教育主専攻（または副専攻）」を修了する

この2と3に専門性の違いはあるのでしょうか？
気になったので質問させて頂きました。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m

Answer 1

都内の日本語学校で常勤正社員の日本語教師です。
ネガティブ情報を流すことを目的としたデマ回答もありますので、正しい情報に基づいてご検討ください。

2と3について、専門性の違いではなく、機関や大学によるカラーの違いがあります。
大学では担当教員により、どこに重点を置くかが異なるでしょうし、日本語学校運営の養成講座でもその学校のカラーによる違いがあります。

カラーの違いは優劣ではありません。
有名大学でも日本語学校に実習しにくるところがあります。養成講座では日本語学校で教壇実習が受けられるところなら大丈夫でしょう。

ちなみに、予定されている公認日本語教師資格は、現役の日本語教師はそのまま認められる可能性が高く、現在の養成講座や教育能力検定試験を否定するものではありません。

よく調べもせずに詐欺師に騙された結果、逆恨みして日本語教師全体を敵視するようなネガティブ情報には惑わされないよう、しっかりと情報収集してくださいね。

Answer 2

２と３はかなり違いますね

２は、たかだか420程度の講座を学習すれば概ね日本語教師として認められるということです。大卒程度の学力は求められますが、誰でもお金を払えば受講できます。

3は、大学や大学院の主に日本語科で日本語教育について学びます。大学ですからかなり高度な専門的な学習をします。大学院を卒業すれば、もちろん修士・博士を名乗れます。卒業後は、国内外の大学で日本語を教えられます。

実は、ここからが重要です。

日本語教師に興味をお持ちということですが、止めた方がいいです。

まぁ、まともに稼げません。多くは地方の公民館などで主催される貧しい国から来た外国人相手に日本語を教えるボランティアです。

「420時間の日本語教師養成講座」などは、詐欺まがいのやり方で受講生を集めています。

日本語教師養成講座に一人でも多く受講生を集めれば儲かりますからね。あることないことを言って夢を抱かせるような勧誘が横行しています。

各地でトラブルも多く発生しており、消費者センターにも相談が多く寄せられています。

見かねた日本政府も、トラブルが絶えないので日本語教師を国家資格化すると明言しています。

ただし、民間の日本語教師の資格とは全く別です。改めて大学の教育学部などで勉強しなければなりません。

こちらを参考に。
https://moguchan.info/entry189.html
（420時間講座や日本語教育能力検定試験についても詳しく書かれています ）

ブログもなかなか核心をついてます。
https://moguchan.info/blog/1710/

Answer 3

大学で学問として日本語教育を学ぶのと、養成講座は教育実践を学ぶので内容はかなり違うと思います。

実際のところ教員の仕事は経験が何より1番です。日本語教育の知識があるのと、授業やるのは別ものです。
したがって、実際には日本語教育について何らの知識を持っている事が必要で、それを確かめる以上の意味はないと思います。