解決済み
グラフィックデザイナーって素材を組み合わせるだけでなれるんですか?閲覧ありがとうございます。学生で、デザインを学んでいます。 例えば、お菓子のパッケージを作るとして、フリー素材を持ってきたとします。配置や文字組みしたりして完成し、「このデザインいいね!」と言われても「だってフリー素材で作っただけだし…。」と考えてしまい、こんなんでいいのかなってすごく不安です。 逆に友達がフリー素材使ってるのに賞を取ってると、「私なんか撮影やイラスト全て自分でやったのに、フリー素材を使ってる人に負けた」ってすごく落ち込みますし、言ってしまえば憎いです。 どうしたらいいですか?
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今後デザイナーとしてやっていきたいなら、デザインに対する考え方を変える必要があると思います。 まず、デザイナーは写真を撮らないし、イラストも描きません。(例外はありますが) 写真を撮るのはカメラマンの仕事。 イラストを描くのはイラストレーターの仕事。 プロの世界では素人(本職では無い人)が制作した写真やイラストは無価値で、使うべきでは無いものです。 デザイナーの仕事はプロが用意した写真、イラスト、キャッチコピーを”使って”「どの様に的確にメッセージを伝えるかを考え、具現化する事」です。 写真、イラストは外部のプロに発注する(又はレンタルする)ものです。自分で制作出来るそのスキルは、制作ではなくディレクションの能力として活かす様にしましょう。ストックフォト/イラストを探す時でも、良い作品を見極める目がきっと育っているハズです。 もちろん、何にでも例外はあります。自分で撮影して、イラストを描いてデザインするアーティスティックなデザイナーを目指したってOKですよ。それが認められて仕事が来るなら問題ありません。
なるほど:6
>逆に友達がフリー素材使ってるのに賞を取ってると、「私なんか撮影やイラスト全て自分でやったのに、フリー素材を使ってる人に負けた」ってすごく落ち込みますし、言ってしまえば憎いです。 ・どこのなんと言う賞ですか? 毎日広告デザイン賞ですか? Goodデザイン賞ですか? それともデザイン専門学校内の授業で行う模擬コンテストですか? ・あなたは商業カメラマンと同じ機材とテクニックで、商品カタログの製品写真やモデル写真を写せますか? ・文字ロゴに使うフォント一式自分で作れますか? あなたはまだひよっこ学生でしょ? プロの社会人でグラフィックのデザイン実務を長年やっているプロからしたら 美術大学のグラフィックデザイン専攻の学生の作品なんて、幼稚園児のお医者さんごっこ、おままごと遊びのレベルです。 それをお忘れなく。
世の中で売れてるパッケージでフリー素材をメインに使ったものはほとんど無いと思います。 例えばコンビニに並んでる商品でも、人気のケーキ屋さん、和菓子屋さんでも見て確認してください。 罫線や背景のパターンとして、デザインの一部で使うことはありますが、メインでポンと置いて成り立つデザインはほとんどないと思いますよ。 デザインというのはチューニングなんですよ。その案件において、的のど真ん中を射抜くイメージです。 ただお洒落にすれば良いとか見た目を綺麗にすれば良いという単純な話ではなくて、例えばお洒落一つとっても、信頼感ひとつとっても、細かく分類すると何百種類と方向性があるわけです。 商品のコンセプト、宣伝にかけられるコスト、企業のカラーや風土、競合他社とのポジショニング、その商品が主に置かれる販売場所と周りの環境、周りの出店状況、パッケージにかけられる印刷コストなど全てを踏まえた上で、1番最適なコレ!という的のど真ん中を射抜く、オーダーメイドのものづくりがデザインという行為なんですね。 だから、素材集を使うとどうしてもズレてしまうんですよ。素材集単体で見た時にクオリティが高いものも沢山あります。けれど、それが手掛けるプロジェクトと一致することはほとんど無いんですよね。 例えば人の素材集だとして、襟の大きさがもう少し大きければ使えたのに。。構図はバッチリだけど髪型が違う、線も後0.5ミリ細くしたい、左手はグーではなくてパーじゃないと。。となる訳です。 なのでその都度社内で描くか、イラストレーターに描いてもらうんです。 世の中の仕事はピンからキリまであって、報酬も全く違います。当然コストをかけられない場合は素材集でデザインすることもありますが、その場合は的からズレるので、ズレるくらいなら素材集を使わない方向のデザインで的の真ん中を射抜くことを考えることが多いです。 素材集を組み合わせて仕事を回している人もいるでしょうが、そのレベルの案件しかできない人達ですよ。 大きな案件になると、大量に印刷しますからある程度デザインのコストをかけても問題ないことが多いんです。 印刷費にコストをかけると、1つ刷るたびにその金額が上乗せされますから、印刷コストには敏感です。しかしデザインは最初に一回払いなので、大量に作る場合はデザイン料がプラス30万増えたところでそれでクオリティが落ちるよりはかけた方が良い、となるわけです。だから製作費の予算の中にイラストを使う場合のプラスアルファの外注費も組み込まれているわけです。 でも素材集でデザインを普段からしていると、そういう案件が来た時にイラストレーターへのディレクションが下手になります。そしてそういう案件を回すグループに入れずに、金がないから素材集でいいよ、という案件の中で仕事をする人生になります。 素材集自体はコストを削減しある程度の品質を保てる素晴らしい商品です。だからうまく使えることも大切です。だけどデザイナーとして上に行きたければ素材集を組み合わせるだけのデザイナーに未来はないですよ。 あと、なんの賞かによりますが、賞レースというのは基本的に「普段の仕事として」ではなくて、デザインというものを単体で進化させるような表現アイデアに対して評価をする取り組みです。 なので、素材集を使うなんてあり得ないところにあえて素材集を使った表現、これは新しいよね!という評価もありますので、その賞がどんな文脈で与えられたかを知ることは大切です。 あと、賞の場合は個別具体的なクライアントと案件があるわけでは無いので、さっき言った「的」が広いんですよ。的が広くズレにくい代わりに、思いっきり面白いアイデアを出してみて、みたいな話なんです。だから、素材集自体の表現が面白ければ評価されることもあるかも知れません。
なるほど:6
これは難しい問題ですね。 自分は写真ならある程度自分で撮りますが、イラストは描けないので素材を使うか誰かに依頼することになります。 素材も無料のものから有料のものまで価格は様々です。そしてクオリティーも違いがあります。 社会に出て仕事をするときに、時間も予算も人員もたっぷりかかった仕事ならば、すべてオリジナルの素材でゼロから作ることができるかもしれません。多くの場合分業になると思います。 商品であればターゲットに刺さるものにしないとなりません。 しかし、予算も時間もないまま1人で進めるような仕事は、上手に素材を組み合わせないとやり切れません。 結果的にいいもの(売れるもの)ができれば誰がどう頑張ったかなんて関係ないんです。(涙) デザインの仕事がレイアウトで終わってしまうということもままあります。 (それでも上手い下手が出てしまうのですが) そして、どこかで踏ん張らないと、「真似る・学ぶ」が「パクリ」に闇堕ちすることもあります。 作品を提出するときに、使用した素材の出典元などを明示したり、自分が描いた(撮影した)と示すようなルールがあればもう少しスッキリするかもしれませんね。
なるほど:3
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